今日の情報が、明日の君をつくる。

コロナショックにより金融市場が崩壊、仮想通貨ビットコインは安全資産としての機能果たせずか

新型コロナウィルスの世界的拡大を受け、株式市場では世界恐慌と呼ばれるほど記録的な下げ幅を記録しました。これは原油価格の急落も事態を悪化させた要因と見られていますが、ビットコイン(BTC)も重ねて暴落しパニックとなっています。

株式市場、リーマンショック並に

投資家の恐怖心理の度合いを示したVIX(ボラティリティ・インデックス)指数が3月9日、55に到達し2009年のリーマンショック級となりました。

新型コロナウィルスの猛威と共にサウジアラビアの石油輸出国機構(OPEC)の減産協定案をロシアが一蹴し、両国が一転増産体制に踏み切ったことから国際的な石油指標銘柄であるブレンド原油は、前日比20%安となる36.20ドル(約3798円)で取引を終えています。

米株式市場ではNYダウ(ダウ工業株30種平均)が6.9%下落、売買を一時中断させるサーキットブレーカーが発動しました。英国のFTSEも7.7%下落し、日本の日経平均株価も19000円を割り込むなど投資家のパニック売りが相次ぎました。

また米10年債利回りも史上初となる0.5%割れを記録し、投資家は資産の退避先を探す事態となっています。

仮想通貨は安全資産?

これまで、資産の退避先としてゴールド以外にビットコインも選ばれるようになり、デジタルゴールドとも呼ばれていました。

ゴールドの価格は9日、一時1,700ドル(約17万8千円)と2012年12月以来となる史上最高値を記録し、1オンスあたり約1.673ドル(約175円)を推移しています。これは3月に入ってから5.6%も上昇していることになり、新型コロナウィルスが感染拡大を見せる中で安全資産として健全なパフォーマンスを見せています。

一方、ビットコインは下げが止まらず8,000ドル(約83万6千円)を再び下回り、1月初旬以来となる7,700ドル(約80万円)台までテストする形となりました。またアルトコインも続いて値下がりしています。

仮想通貨取引所Coinbaseの共同設立者兼CEOであるBrian Armstrong(ブライアン・アームストロング)氏は、自身のツイッターで「この状況でビットコインが下がっているのは驚きです。逆を予想していました」と述べています。

一方、BlockTowerの共同設立者Ari David Paul氏はビットコインはリスクの高い資産であるにも関わらず上手く持ちこたえている方だと指摘しました。

このようにビットコインが安全資産として機能することは現時点ではまだまだと言えます。これから先、どのように真価を発揮することができるのかが問われることになるでしょう。