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クレイグ・ライト氏の110万BTCを巡っての裁判、nChainの元CEOジミー・グエン氏に出廷を要請するも捕まらず

クレイグ・ライト氏とクレイマン氏による110万BTCの取り分を巡っての裁判に新たな展開が見られています。ライト氏が設立したnChainが資産を保管している疑いがあるとして元CEOであるジミー・グエン氏に出廷を促すも、グエン氏の現在の居場所が不明であることが分かりました。

ライト博士の裁判に新展開

ビットコイン(BTC)の生みの親サトシ・ナカモトであると主張するクレイグ・ライト氏とビジネス・パートナーだったイラ・クレイマン氏の兄弟デビット・クレイマン氏の110万BTCの取り分を巡った裁判が長期化の様相を見せています。

フロリダ州の裁判所はnChainが問題の資産を受け取った疑いがあるとして、元CEOのジミー・グエン氏やライト氏の妻ラモーナ・ワッツ氏を含む合計4人に対し証言者として出廷を要請するも、グエン氏の現在の居場所が不明であることが分かりました。

今回の裁判ではライト氏が保有しているとされる110万BTCの秘密鍵が争点となっており裁判所が提出を促していましたが、1月1日にライト氏が保税運送便で提出したのは秘密鍵ではなく代わりの証拠となる何千ものウォレットアドレスのリストでした。

その際ライト氏は秘密鍵を持っておらず、チューリップ信託が保管しているため110万BTCが入ったウォレットにはアクセスできないと証言していました。

nChainの関与はあるのか?

フロリダ州の裁判所のベス・ブルーム判事はライト氏がウォレットアドレスと共に送った文書が偽造されていると疑っている他に、nChainが110万BTCを保管している可能性があると見ています。

nChainはライト氏によって設立されて以降「nChain Holdings Ltd.」の名目で仮想通貨やブロックチェーンに関連した特許を95件も申請するなど、ライト氏の仕事において重要な部分を占めていました。

そのためnChainの関与が強いとの指摘はそれほど的外れではないものの、ライト氏は「チューリップ信託に預けているため、110万BTCが入ったウォレットにアクセスできない」との一点張りの状態となっています。

一方何らかの情報を知っている可能性が高いグエン氏ですが、2月20日にはロンドンで開催されたCoinGeekのカンファレンスに登壇しているため、必ずしも逃亡や裁判所への出廷を避けているわけではないと見られています。

今回のライト氏とクレイマン氏はここまで進捗するのにすでに約2年が経過しています。110万BTCと言えば相当の売り圧力となるため、今後の進展にも注目と言えます。