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Crypto CapitalのCEOをNY州地方裁判所が3つの罪で起訴、Bitfinexが預けた8.5億ドルは戻ってくるのか?

仮想通貨決済を手掛けるCrypto Capital(クリプトキャピタル)のCEOを務めているOz Yosef(オズ・ヨセフ)容疑者が、米ニューヨーク州南部連邦地方裁判所によって3つの罪で起訴されていたことが分かりました。クリプトキャピタルと言えば仮想通貨取引所Bitfinexのテザー準備金8.5億ドル(約900億円)を預かっている企業で、資金の行方にも注目が集まっています。

Crypto CapitalのCEOが起訴

米ニューヨーク州南部連邦地方裁判所は、クリプトキャピタルのCEOであるオズ・ヨセフ容疑者を「銀行詐欺・共謀や不正・無許可の送金業運営」の3つの罪の疑いがあるとして起訴しました。

2018年にヨセフ容疑者がバハマの銀行へ不正に約1,000万ドル(約10億円)を送金したとされる情報が匿名で告発されたことが事の発端となっています。

この資金は最終的にニューヨーク州マンハッタンの銀行を経由しマネーロンダリングを行うことで金融当局の監視を逃れようとしていたと見られています。

先週にはポーランド警察当局によってクリプトキャピタルの社長Molina Lee(モリナ・リー)氏が国際麻薬組織の一員として仮想通貨を使ったマネーロンダリングを行ったとする罪で逮捕されていました。

Bitfinexは被害者であると主張

クリプトキャピタルと言えばテザー問題の渦中にある仮想通貨取引所Bitfinexが約8.5億ドル(約900億円)もの資金を預け取り出せなくなっていたなど、関係性が深いことで知られています。

ニューヨーク司法当局はBitfinexがこの8.5億ドルを損失として補填するべくテザー準備金に不正に手を出したと指摘していました。しかしBitfinexはこの主張に対し、ポーランドや米当局によって差し押さえられただけであると反論していました。

また、クリプトキャピタルが入出金に関する虚偽の情報を提示していたとして、マネーロンダリングには関与しておらずBitfinex側も被害者であると主張していますが、関係当局によりBitfinexやその子会社テザー社に捜査の手が及ぶ可能性は高いものと予想されます。

今回のヨセフ容疑者に関するニューヨーク州南部連邦地方裁判所の文書によれば、犯罪に使用した疑いの高い資産の没収を余儀なくされると記載されています。そのためBitfinexが預けた8.5億ドルが果たしてどのように返還されるのか、続報に注視していきたい所です。