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アルゼンチン、ビットコインを200万ドルのピーク時に購入してもペソより価値がある

アルゼンチンは深刻な通貨危機を迎えつつあります。ビットコインBTC)が最高値2万ドルを記録したのは2017年1月頃で、同時期のペソの価格は0.064ドルほど。しかし、現時点でペソの価格は約3分の1ほどの0.022ドルまで落ち込んでいます。

ここ最近のビットコインは高騰により8,000ドルほどで取引されており、アルゼンチンではもしピーク時に購入したとしても、ペソを保有しているより価値があったことがわかります。

大統領選が投資家の不安を煽る

アルゼンチンのマウリシオ・マクリ大統領は、深刻なインフレに対応できずにおり、これによってアルゼンチン経済は縮小を続けています。

また、2019年5月19日、クリスティーナ・フェルナンデス・デ・キルチネル元大統領が今年10月の次期大統領選挙で、アルベルト・フェルナンデス(前内閣官房長)を大統領として擁立し、自身は副大統領としてそれを支持する意向を示しました。これによって、アルゼンチン経済はさらに混乱しています。

キルヒナー氏は汚職に関連した裁判の影響で、大統領選出馬を断念したようです。ロイター通信は、2019年5月21日からこの裁判がスタートすると報告しています。

キルヒナー氏が権力を取り戻した場合、アルゼンチンにふたたびポピュリズムがもたらされることが予想されます。これを懸念した投資家は、米ドルやビットコインなどのペソよりも安定した資産への投資を増やしています。

アルゼンチンの通貨危機

政府の公式発表では、2019年3月時点でアルゼンチンの年間インフレ率は55パーセント以上に達しています。しかし、このインフレ率ですら疑問視されており、経済学者のスティーブ・ハンク氏は、高頻度データ(1日の取引のより詳細な情報)からインフレ率を抽出した場合、その数値は80%以上になるとしています。

このような異常なインフレ率では、投資家のペソへの購買意欲はなくなります。そして、アルゼンチンではペソの代わりにビットコインを購入することは、現実的な解決策の1つであると言えるでしょう。

実際にSixtantのパートナーであるジョス・サン・マーティン氏は、以下のように述べています。

「もしアルゼンチンの人がビットコインをバブルのピーク時に購入しても、銀行に預けていたペソより価値があったことになります。ビットコインに価値の保存機能はないというならば、その理由を教えてください」

ビットコインの価値保存機能

ビットコインは新しい資産クラスとして、今後変動を繰り返します。しかし、利便性の観点など、金よりも優れた価値の保存機能を持っています。

多くの仮想通貨資産を管理しているGrayscale Investmentsは、さまざまな面でビットコインが金よりも優れていることを強調しています。さらに、その希少性によって、アルゼンチンの人々が納得できるだけのインフレに対する耐性があることを示しました。

実際に、2140年頃までにビットコインは2100BTCしか発行されません。また、発行量に関しても誰にもコントロールすることはできません。

投資家のティム・ドレイパー氏は2019年3月、現職のマクリ大統領に対し、ビットコインをインフレ対策の1つとして念頭におくことを助言しています。また、アルゼンチンでは、公共交通機関で利用できるSUBEカードによるBTC決済が正式にスタートしています。

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