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ダークウェブの取引が減少傾向へ、コロナウィルスとビットコイン下落が要因か

コロナウィルスによって世界的な経済危機が発生しており、ビットコイン(BTC)にもその影響は及んでいます。一方、ビットコインの価格が下落したことで、ダークウェブ市場の取引は大きく減少しているようです。

コロナウィルスでダークウェブ取引が減少へ

セキュリティ事業を手がける企業Chainalysisの報告によると、過去2ヶ月のダークウェブ上の取引が、年初と比較して大幅に減少しているようです。

一般的にダークウェブでは、銃や麻薬、偽造紙幣など犯罪に繋がる可能性が高いものが取引されています。Chainalysisのレポートでは、ダークウェブとビットコインの関係性について、以下のように述べられています。

「歴史を見ても、ダークウェブで取引されたビットコインの合計価値は、ビットコインの価格と弱い逆相関となることがほとんどです」

ダークウェブと仮想通貨の歴史を振り返ると、巨額のビットコインが押収された「シルクロード事件」が最も有名です。シルクロードの創設者であるロス・ウルブリヒトは終身刑を言い渡されています。ウルブリヒトは年内にビットコインが10万ドルに到達すると予想していたようですが、ここ最近の価格下落によってこの予想には疑問の声が上がっています。

Chainalysisの報告では取引が減少した背景として、ダークウェブ側でビットコイン取引を禁止した可能性が指摘されています。コロナウィルスによってビットコインが無価値になってしまった場合、ダークウェブの売り上げも減少することになるからです。加えて、ダークウェブだけでなく、全ての違法取引が減少傾向にあるとChainalysisは報告しています。

「世界貿易の中心地である中国の湖北省は、コロナウィルスの発生源と認識されています。そのため、メキシコの麻薬組織はフェンタニルの入手に苦戦しているようです。世界的なサプラチェーンの混乱は、ダークウェブのビジネスにも影響を与えている可能性があります」

逃避資産としてのビットコイン

現在のビットコイン価格は6,800ドル付近です。1万ドルに到達していた時期を考えると、この価格はやや低いように感じるでしょう。しかしその一方で、3,000ドル代まで下落したことを考えると、現在の価格は悪くないものとも言えます。

マクロ経済と連動し暴落したと見られているビットコインですが、3,000ドル代からの回復によって「逃避資産」として再度テストしようという動きもあります。

多くの投資家が今一度、ビットコインが経済の不確実性に対する「逃避資産」になることを望んでいるのかもしれません。