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米億万長者マーク・キューバン「DeFiブームは初期のインターネットを彷彿とさせる」

投資家兼起業家のMark Cuban(マーク・キューバン)氏は、イーサリアム(ETH)ビットコイン(BTC)より優れた価値の保存(store of value)手段であると主張し、DeFiブームが初期のころのインターネットを彷彿とさせると述べています。

ETHはまるで90年代半ばのインターネットブーム

ポッドキャスト内の番組The Defiantにマーク・キューバン氏が出演し、インタビューに応じました。

そのなかでDeFiブームやNFTトークンの台頭をインターネットになぞらえ、人々が有用な技術として受け入れ始める前に、インターネットは何年も前から存在していたことを指摘、90年代半ばのインターネットブームを思い出させると語っています。

「特に今のブロックチェーンは本当に成熟し始めており、NFT(non-fungible token)など実際に利用されるようになってきているアプリケーションを目にするようになりました。それは販売量や市場価値だけではなく、単に人々がNFTに慣れてきているということでもあります」

キューバン氏は90年代半ばにインターネット・アプリケーションの話が出始めたものの、その10年前から大学でインターネット自体は存在していたと当時を振り返り、現在イーサリアム・ブロックチェーンで起こっていることと非常に類似していると強調しました。

またDeFiブームによるイーサリアムのGAS料金高騰により、実際の取引数が制限されている現状を問題視し「スマートコントラクトが何か特別な始まりである」と述べ、次のように説明しています。

「スマートコントラクトは現実のものであり、スマートコントラクトとブロックチェーンは、人々がネットワーク効果があることに気付いたインターネットの初期の頃のことを思い出させてくれます。HTMLと基本的なjavascriptを使うだけで、多くのビジネスを行い、多くの新しいビジネスを生み出すことができるのです」

BTCは通貨にはならない

キューバン氏はまたビットコインが「コストが掛かりすぎる・送金が遅い・複雑」であることから、通貨になることができずインフレに対する効果的なヘッジとして頼ることが可能だとは確信していないと持論を展開しました。

実際にアルゼンチンの法定通貨ペソの価格がハイパーインフレにより暴落した時、国民は金の宝石や商品や食料品を代替手段として使うようになり、金自体は役に立たなかったと説明し「金は代替通貨であり、何千年も前から存在している」という主張はただの物語であると否定しています。

そのためデジタル・ゴールドと称されるビットコインより、イーサリアムの方が実際の実用性が高く優位に立っていると述べ、実例としてDeFiセクターにて伝統的な資産をトークン化して販売するユースケースを挙げました。

DeFiは一般のユーザーが数秒で信用枠を利用できます。中には銀行など既存の金融機関では信用枠を得ることができなかったユーザーもいることから、今後のDeFiの発展にも期待がかかります。