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仮想通貨市場が冷え込みを見せるなか分散型金融(DeFi)は急速な成長へ、コインゲッコーの共同創設者が発言

仮想通貨のランキングや市場分析を行うサイト「CoinGecko(コインゲッコー)」の共同創設者Bobby Ong(ボビー・オング)氏によれば、市場暴落にも関わらず分散型金融(DeFi)は成長を続けていると述べています。

DeFiが好調

ビットコイン(BTC)など仮想通貨の価格が新型コロナウイルスの影響によって下降トレンドにある一方で、CoinGeckoの共同創設者ボビー・オング氏はDeFiの成長が好調であると指摘しています。

DeFiとは第三者や規制当局の介入を必要とせずとも仮想通貨の借り入れ・レンディング(貸付)・取引など様々なサービスが利用できる市場です。

オング氏によれば、DeFi市場にロックされている仮想通貨の総額が2019年初めには約2億7500万ドル(約296億円)だったにも関わらず、2020年2月の時点では12億ドル(約1,300億円)にまで達していると主張しました。

このようにDeFi市場のエコシステムの拡大の指標は、ロックされた全体の価値(TVL)で推測できると述べています。

TVLとは主に仮想通貨業界で使用される用語で、提供されるDeFiサービスの担保としてスマートコントラクトにロックされている仮想通貨の総額を指し示しています。

例として、もしユーザーがテザー(USDT)を借りたいのであれば、担保として一定量のイーサリアム(ETH)をスマートコントラクトに預ける必要があります。オング氏はこの担保として預ける仮想通貨が増えていると主張しています。

過去2年間で15倍の成長

DeFiアプリケーションの分析とランキングを発表しているサイトDeFi Pulseによれば、TVLが過去2年間で15倍の成長を見せていることを明らかにしています。

そのためオング氏は「DeFi分野はまだその潜在能力を十分に発揮しておらず、開発者も可能性を探っている状況だ」と述べました。

またオング氏はイーサリアムのブロックチェーン上で実行されるスマートコントラクト・プラットフォーム「Maker(メーカー)」が最大のDeFiアプリケーションであると主張しています。

Makerではユーザーがイーサリアムなどのコインをロックインし、米ドルと連動するステーブルコインDAIを受け取ることが可能になっています。

次いで2番目に人気となっているのは、仮想通貨を借用またはレンディング可能なプラットフォームのCompoundを挙げています。

オング氏はこのようなDeFiプラットフォームが人気なのは、法定通貨での固定預金での金利よりも高い金利を手に入れることができるためであるとした一方で、資産がハッキングされるリスクもあると注意を促しています。