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ノーベル経済学賞の受賞者ジョセフ・スティグリッツ教授「仮想通貨は閉鎖されるべき」

ノーベル経済学賞を受賞したジョセフ・スティグリッツ(Joseph Stiglitz)教授は、依然として仮想通貨に対し否定的な姿勢を取っており、6日に放送されたCNBCの番組内では、「仮想通貨の活動を閉鎖すべきである」と発言しました。

電子決済は導入すべきだが仮想通貨では無い

6日放送のCNBC内のインタビューにて、ジョセフ・スティグリッツ(Joseph Stiglitz)教授は、人々が何に使用するか等の全てのデータをリアルタイムで把握でき、より良い規制経済を実現できるとして、電子決済システムへの移行を支持しました。

その一方、電子決済に移行するにあたりビットコインBTC)等の仮想通貨を導入するのは良い選択ではないとし、次の様に述べています。

「現在、米ドルなどの非常に優れた通貨がすでに存在しています。この通貨は非常に安定した方法で運用されているので、仮想通貨を利用する必要はありません。私は、仮想通貨は遮断すべきだと思います」

スティグリッツ教授の様な経済学者にとって、仮想通貨のような規制や統制が未熟な通貨は、経済発展において非常に危険な性質を持っていると判断されることは想像に難くありません。また、番組内では、ビットコインの出現で実際にマネーロンダリングや脱税などの行為が簡単になったことも強調されました。

仮想通貨はダーク・プラットフォームへ

スティグリッツ教授によれば、他に懸念されている要因として、仮想通貨を用いることで、お金が「透明性の高いプラットフォームからダーク・プラットフォーム」へ動いていると指摘しています。

スティグリッツ教授が行った調査によると、世界の富はこの「ダーク・プラットフォーム」を避難先として集まっているようです。また、ファイナンシャルアドバイザー企業「deVere」社が700人以上の富裕層に行った調査によれば、130万ドル(1.4億円)以上の投資を行っている人々の70%以上が仮想通貨を既に保有している、または興味・関心を持っているとの結果が出ており、「ダーク・プラットフォーム」への富の流れは増加傾向にあることを裏付けています。

しかし、その性質から、仮想通貨を政府などが完全に閉鎖する事は困難であり、事実、規制に対し前向きな国がほとんどです。

また、ブロックチェーンの技術は透明性が高く、追跡・監査を容易としており、誰でも確認ができるという特性があります。仮想通貨の普及は未だ未知数ですが、スティグリッツ教授が懸念するようなマネーロンダリングなどの行為は、今後規制が進むに伴い防げるものであると言えるでしょう。

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