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仮想通貨セキュリティプロバイダーElliptic社、米大手銀行ウェルズ・ファーゴから500万ドルの資金調達

仮想通貨による資産管理ソリューション大手プロバイダーのElliptic(エリプティック)社が、米国で4番目に大きい銀行Wells Fargo(ウェルズ・ファーゴ)から500万ドル(約5億5000万円)の資金調達に成功しました。

米第4位の銀行が500万ドル出資

銀行に対する仮想通貨へのスタンスが徐々に変わりつつあります。世界の銀行が仮想通貨を調査しイノベーターとの関係構築を模索している中、米大手銀行Wells Fargo(ウェルズ・ファーゴ)のベンチャー部門Wells Fargo Strategic Capital(WFSC)は、仮想通貨セキュリティ企業Elliptic(エリプティック)社に500万ドル(約5億5000万円)の出資を発表しました。

2013年に設立されたエリプティックは金融機関向けにブロックチェーンでマネーロンダリングを防止する監視サービスを提供しています。今回のシリーズBの資金調達では総額2800万ドル(約30億円)相当に達しています。

なお以前には日本のSBIグループ・スペインのサンタンデール銀行などもエリプティックへ出資していたことでも知られています。

銀行のリスク管理をサポート

これまでマウント・ゴックスやシルクロード・仮想通貨取引所へのハッキングなど盗まれたデジタル資産の追跡は非常に困難なものとなっておりマネーロンダリングや犯罪の温床となっていました。

エリプティックが開発したプロダクト「Elliptic Discovery」は銀行向けのツールとなっており、仮想通貨資金の出入りを特定しリスク評価の必要な情報を提供可能なものになっています。

200を超える仮想通貨取引所の詳細なデータを元に規制に対処しているかなどのリスク情報の管理が可能となります。

このようにエリプティックは仮想通貨がもたらすイノベーションを支援すると同時に、業界とダークウェブおよびテロ資金調達に結びついている抜け穴を塞ぐことを目標にしています。

このように仮想通貨取引の流れや身元をより明らかとする高度なツールを提供する事で、業界を正当化し従来の金融システムとデジタル経済間のギャップを埋める重要な役割を果たそうと尽力しています。

エリプティックのCEOであるJames Smith氏によると長い間、銀行は仮想通貨エコシステムに対する可視性を欠いていたものの「ユーザーのデジタル資産活動に光を当てることで銀行がリスクベースへアプローチを取ることを可能にする。」と自信をのぞかせています。