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ヴィタリック・ブテリン氏「仮想通貨は過小評価されている。金はダサい。」

仮想通貨(暗号資産)イーサリアム(ETH)の共同創設者であるVitalik Buterin(ヴィタリック・ブテリン)氏は、仮想通貨・ブロックチェーンはメインストリームに向かっているものの、現在も過小評価されていると強調しました。

ブテリン氏の2020年総括

1月5日、ヴィタリック・ブテリン氏は2020年に仮想通貨・ブロックチェーン業界で起きた総括を自身のブログに投稿、多くの大手企業や業界で採用され深刻な変化を遂げているにも関わらず、過小評価された強気のシナリオであるとの考えを述べました。

ブテリン氏は経済学の役割の変化に目を向け「世界のモデルをどのように再評価すべきか?」と問いかけ、仮想通貨とその背後にあるブロックチェーンなどのテクノロジーが今後重要な役割を果たすと強調しました。

「仮想通貨・ブロックチェーンが重要な役割を果たす準備ができている世界ですが、その理由は多くの人が考えているよりもずっと複雑で、金融的なことと同じくらい文化的な力に関係しています」

またブテリン氏が常に信じてきた仮想通貨の過小評価されている強気のケースの1つに「金が単純にダサいこと。若い世代がダサいことに気づいていること」だと述べ、9兆ドル(約925兆円)がどこかに行かなければならないという事実があると付け加えています。

BTCはますますデジタルゴールドへ

ブテリン氏はデジタル通貨が有用であるため、新しい世代は金よりも仮想通貨を好むだろうと述べています。これは一理あるように見えますが金を「ダサい」と呼ぶのは少し言い過ぎかもしれません。

2020年、金はビットコイン(BTC)と同様に史上最高値を更新し好調な年となりました。そのため依然として「価値の保存」手段として、また経済的な争いに対するヘッジツールとして機能しています。

しかし2020年3月の新型コロナウイルスの感染拡大により、既存のあらゆる金融市場が打撃を受ける中で、多くの人々がビットコインを投機的な資産としてだけでなく、自分たちの富を守る可能性がある資産として見始めました。

一方でブテリン氏はブロックチェーンの将来性にとって次のような持論を展開しています。

「どんなアプリケーションでも中央集権型サービスを利用すればより効率的にできると言うのは簡単ですが、実際には社会的協調性の問題は非常に現実的であり、非中立性や第三者への継続的な依存という認識さえあるシステムにサインすることへの不本意さもまた現実的なものです」

そのためブロックチェーンを代替すると主張する中央集権型やコンソーシアムベースのアプローチはどこにも進まず「愚かで非効率的な」パブリック・ブロックチェーンベースのソリューションは静かに前進し、実際に採用され続けていると述べました。