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元ゴールドマンサックス幹部ラウル・パル氏「イーサリアムはこのサイクルで2万ドルに到達する可能性がある」

マクロ経済学の第一人者であり、Real Visionの共同創設者Raoul Pal(ラウル・パル)氏は、メトカーフの法則に基づくと今サイクルでイーサリアム(ETH)が2万ドル(約210万円)に到達する可能性があると主張しました。

時価総額でBTCを追い抜く

ラウル・パル氏による購読者向けに書かれたMarco Insidersの記事ではグローバルマクロ投資家(GMI)調査の一部を明らかにし、時価総額2位のイーサリアムは今後数年間でビットコイン(BTC)よりもはるかに強力なパフォーマンスを発揮すると予測しています。

パル氏とそのチームはアクティブなアドレスと暗号資産(仮想通貨)の価格、時価総額を使ったメトカーフの法則を採用しています。このモデルはネットワークの価値はユーザー数と直接相関し、暗号資産の価値は採用に基づいているとするものになっています。

メトカーフの法則に基づくとイーサリアムは時間の経過とともにビットコインよりも大きな時価総額を持つ可能性があり、今サイクルで2万ドルになるとの分析結果を出しました。

パル氏によればメトカーフの法則では、ネットワークの効果はネットワーク内のノード数の二乗に比例すると説明しています。イーサリアムの成長がビットコインと非常に似ていることを示すチャートを示し、アクティブなアドレスが増えていることから初期のビットコインと類似していると付け加えました。

2万ドル到達の道のりは簡単ではない

パル氏はあくまで「ETH=BTC」であるとし、ビットコインと同じ軌道をたどると強調しています。また両方のアクティブアドレス数が100万件を達成した重要な節目にも注目し、4年の差が開いていると述べています。

その間、現在時価総額1430億ドル(約15兆円)のイーサリアムはICO・NFTトークン・DeFi(分散型金融)など幅広い用途をもたらしているものの、時価総額5700億ドル(60兆円)のビットコインを跳ね上げるのに苦労することになるだろうとも付け加えました。

実際、ビットコインのイーサリアムと比較したパフォーマンスの低さは徐々に指摘され始めています。2020年全体ではイーサリアムは482%上昇し、ビットコインは300.7%に留まっていました。

今年に入り、ビットコインは高値を更新し続けているものの年初から比較すると、イーサリアムは70%以上もアップし好調な様子を見せています。そのためパル氏は以前は多くのビットコインを所有していたものの、現在はイーサリアムのウェイトを17%から35%に引き上げる計画だとポートフォリオの見直しを示唆しています。

一方でパル氏はビットコインに対してもポジティブな姿勢を見せており、1ヶ月以内に5万ドル、3年以内に35万ドルを突破する可能性があると予測しました。