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イーサリアムはビットコインを打ち負かすことができるのか?

暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)は先日、6万ドル(約655万円)を突破し史上最高値を更新しました。一方イーサリアム(ETH)など他アルトコインは伸び悩んでおり、勢いはさほどありません。しかし共同開発者であるVitalik Buterin(ヴィタリック・ブテリン)氏は強気の姿勢を示しています。

ソリューション確立に需要あるETH

イーサリアムは時価総額においてビットコインに次いで常に2位に付けている仮想通貨となっており、主要な競争相手としての地位を確固たるものにしようとしています。

現在、Ethereum 2.0の導入が予定されており共同創業者であるヴィタリック・ブテリン氏は、イーサリアムがビットコインの地位を脅かし時価総額第1位の仮想通貨として踊りだす可能性があると考えています。

イーサリアムがすでにビットコインより勝っている分野として分散型台帳技術の強さが挙げられます。多くの開発者は新しい仮想通貨の発行や、分散型アプリケーション(dapps)を確立するためのソリューションとしてイーサリアム・ブロックチェーンを採用しています。

DeFiプラットフォームとしても人気ですが、一方で約2年前のインタビューではブテリン氏はイーサリアムの相対的なトラフィックが増加したため「もはやスケーラブル性がなくなった」とコメントしていました。

現在、特にDeFi市場では取引に時間がかかり、送金手数料であるガス代も高額なためプロジェクトの立ち上げや構築に競合他社のブロックチェーンを利用するようになっています。

供給が減少する可能性も

Ethereum 2.0ではトランザクション処理性能が上がり、課題が解決される予定ですがブテリン氏は物事がもっと先に進む可能性があると主張しています。Ethereum 2.0が完全に承認され計画通りに進んだ場合、供給が縮小する可能性を挙げています。

ビットコインの枚数には上限があり2100万枚しかないことは有名ですが、現時点でそのうち1860万枚が発行済となっています。もし同様にイーサリアムの発行枚数が無制限から有限となれば、ビットコインと同様の上昇を経験するだろうと予想しています。

「もしイーサリアムを使いたいという需要が十分に高ければ、実際には発行されるより破棄されるetherの方が多くなるでしょう。それはそれほど遠い可能性でもなく、先月の取引手数料を見てみると、その日のブロック報酬よりも大きい日がたくさんありました」

ブテリン氏はこのように述べ「ビットコインとその固定供給が健全な貨幣であるならば、もし供給量が減少した場合、イーサリアムはウルトラサウンド・マネーになるのでしょうか?」と強調しました。

またブテリン氏は取引処理が100倍に向上するロールアップの立ち上げを準備しています。採用されれば1秒間に1000~4000件のトランザクションを処理することが可能となるため、DeFi開発者やユーザーから注目されています。