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仮想通貨イーサリアム上昇の要因には、Visaのステーブルコインサポート発表も影響か?

時価総額2位の仮想通貨イーサリアム(ETH)の上昇が目立っています。その背景には様々な要因が挙げられますが、Visaの発表も後押ししていると考えられています。

ETHの急騰止まらず

イーサリアム(ETH)の急騰はビットコイン(BTC)の上昇とほぼ同時に起こったとされています。イーサリアムが市場をけん引する場面も見られていますが、現在300ドル(約31650円)を突破後、320ドル(約33760円)台を推移しています。

2019年6月以来の高値更新となりましたが、要因としてDeFi市場の拡大による資金流入の他に、ステーブルコインの使用が増加していることが挙げられています。Decryptによれば、7月23日の時点で1億8000万ドル(約190億円)分のビットコインがイーサリアム・ブロックチェーン上にロックされたと報告しています。

このようにイーサリアムはスマートコントラクト機能によって、ステーブルコインプロジェクトや新たなブロックチェーンプロジェクト開発者から依然として人気となっています。

その人気がゆえにトラフィックの混雑やガス価格上昇など、スケーラビリティの欠如が浮き彫りとなりましたが、この問題を解決するべくETH2.0の開発に取り組んでおり、期待が高まっていることも価格上昇の要因だとされています。

しかしイーサリアムの急騰はそれだけではないとの指摘もされています。

大手Visa、ステーブルコインをサポート

7月22日、大手クレジット決済企業Visaはステーブルコインなどのデジタル資産を含む新たな形態のコマースをサポートし、決済を拡大していくことを発表しました。

Visaが開発に取り組む新たなデジタル通貨ウォレットにはVisa Directを含む全てのサービスがリンクされているほか、自社研究チームが開発したイーサリアムのスマートコントラクト機能が搭載されている「Zether」も含まれています。

クレジットカードと仮想通貨は通常、完全に相反するものとなっています。クレジットカードは発行の際、中央集権化された機関に判断を委ねられる一方、仮想通貨は完全に分散化されており誰でも保有することが可能です。

Visaの取り組みには米仮想通貨取引所Coinbaseと仮想通貨決済アプリFoldとも提携しているため、今後は幅広いユーザーにサービスを提供できるかもしれません。

このようにステーブルコインに関するポジティブ・ファンダが、イーサリアムの価格にも好影響を与えると考えられています。当初TRONやEOSのような競合他社にシェアを奪われることも懸念されていましたが、さらに不動の地位を築いていくことが期待されています。