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イーサリアム財団の1億ドルETH売却、個人投資家はどう対処すれば良い?

イーサリアムの共同設立者であるヴィタリック・ブテリン氏は、イーサリアム財団が70,000ETHを売却したことについて言及し、結果的にこの判断がイーサリアム(ETH)の運営にプラスに作用したと見解を示しました。いっぽうで、この判断が個人投資家の間で議論の的となっています。

イーサリアム財団の70,000ETH売却

ブテリン氏は、投資ファンドThiel Capitalのマネージングディレクターであるエリック・ワインスタイン氏のインタビューの中で、イーサリアム財団が最高値に近い水準で70,000ETHを売却したことに言及しました。

「イーサリアム財団が70,000ETHを売却したことは、現在の私たちの可能性を2倍に引き上げており、結果的には良い判断だったと考えています」

70,000ETHは当時のレートに換算すると1億ドルの価値がありますが、現在レートでは1,000万ドルに満たない価値となっています。ブテリン氏がこのインタビューのセクションで議論していたのは、オープンソースの開発のための資金調達と、ETHの価格下落によってブテリン氏の純資産が尽きてしまうということです。

ブテリン氏は2017年12月のバブル期に、実際に価値をもたらしていない仮想通貨に、現在の時価総額が本当にふさわしいのか疑問を呈するツイートを投稿していました。また、その後に価格が下落したことで、安心したと心境を語っています。

個人投資家はどうすれば良いのか

いっぽうで、この発言は個人投資家の間で議論の的となっています。イーサリアム財団の裁量によって大量のETHが売却されれば、大きな価格下落に繋がる可能性があるからです。

たとえば、イーサリアムの長年の支持者でありブロックチェーン企業GnosisのEric Conner氏のツイッタースレッドでは、「イーサリアムに投資をする場合には、こうした事態も想定した方が良い」というツイートがありました。また、他の投資家はこれらの事態にどのように対応すれば良いのかという疑問を投げかけています。

これに対するConner氏の答えは、イーサリアムのブロックチェーンは公開されているため、イーサスキャンなどを使い対策を行うというものでした。具体的には、「イーサリアム財団のウォレットから巨額の送金があった場合に、通知が来るようにメールアドレスを登録・設定をする」という答えです。

今回の件では、イーサリアム財団の持つ透明性がどのようなものか浮き彫りになりました。イーサリアム価格は現時点で141ドルほどとなっており、先週の取引価格から約5.7%下落しています。