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米大手投資会社グレースケール、イーサリアムクラシック開発団体の経済的支援を2年間延長へ

米大手仮想通貨投資ファンドのグレースケール(Grayscale)は、Ethereum Classic Cooperative(ECC)に対しての経済的な支援をさらに2年間延長することを明らかにしました。イーサリアムクラシック(ETC)の投資信託ファンドの手数料のうち3分の1を提供します。

ECCへの援助を2年延長

大手仮想通貨投資ファンドのグレースケールは、Ethereum Classic Cooperative(ECC)への資金援助を2年間の延長となる2022年4月まで行うことを決定しました。

ECCとは2017年に設立された仮想通貨であるイーサリアムクラシックのプロトコル・インフラ・関連アプリケーションの開発プロジェクトに資金を提供している公共慈善団体です。

グレースケールはECCの設立当初、3年間の資金援助を約束しており、2019年の第3四半期(Q3/7~9月)までに100万ドル(約1億1000万円)を寄付していました。

投資信託ファンドの手数料から資金を援助

グレースケールでは、イーサリアムクラシックの投資信託ファンド「ethereum classic Trust」を提供しています。ここでは8000万ドル(約87.6億円)をイーサリアムクラシックで運用しており、1000万株近くにそれぞれ約0.92ETCの価値が裏付けられています。

これはイーサリアムクラシックの総供給量のうち約14%にも及びますが、グレースケールは3%の手数料を徴収しており、その3分の1がECCへと寄付される仕組みとなっていました。

ECCはこの決定を受け、2020年に管理体制の刷新・社内帳簿の整備・透明性の向上を図り、組織の独立性と持続性を高める計画であるとの声明を発表しました。2020年3月までに、詳細な2019年度のレポートの発表と四半期ごとに透明性に関する報告書を公開する予定だとしています。

イーサリアムクラシックと言えば2016年にThe DAOで起きたイーサリアム(ETH)のハッキング事件が発端となり、主要開発チームが被害者救済のために実施したハードフォークが中央集権的であるとして、非中央集権を追求すべくイーサリアムから分裂することで誕生しました。

2019年9月と2020年1月に行った、スマートコントラクトやdApps(分散型アプリケーション)構築のためのハードフォークでは、イーサリアムとの相互運用性が改善され、姉妹チェーンとしての橋渡しを行っています。

4月頃には半減期を控えており、2020年に入ってからは価格の上昇も目覚ましいため、開発者だけでなく投資家からも注目を浴びています。