仮想通貨取引プラットフォームであるeToroは、Flare Networks社がXRP保有者に対し配布予定の独自トークン「Spark」について、前向きに対応する方向性でいることを表明しました。
Sparkのスナップショット
eToroは自社プラットフォーム上に存在するリップル(XRP)保有者の大規模コミュニティに報いるべく、リップル社のエコシステムの継続的なサポートをしていく方針でいます。そのためFlare Networks社のSparkトークン付与について現在、eToro上でも配布するべく協議しています。
Flare Networks社の最近のツイートではSparkトークンの流通を決定するべくスナップショットの日付を発表しており、maritime flareの発明者マーサ・コストンの194回目の誕生日にちなんだ2020年12月12日のXRP保有量に対し1:1の割合で配布されることになります。
そのためSparkトークンを受け取りたいXRP保有者は、その日までに対応する取引所およびウォレットへ預ける必要があります。なお正確な配布日はまだ決定されていませんが、リップル社や関係者へは配布されない方向性でいます。
Sparkトークンの用途
Flare Networks社はリップル社の投資部門Xpringの出資によって設立された独立プロジェクトで、XRPに高度なスマートコントラクトとより大きなスケーラビリティをもたらす役割を果たします。
またSparkトークンはガバナンストークンとして機能し、Flare Networks社のネットワークでスマートコントラクトを使用するには、Sparkトークンを担保にして発行されるFXRPが必須となる仕組みとなっています。
このプロジェクトはXRPが急速に成長しているDeFiエコシステムに参加するために重要なインフラを形成し、潜在的にはXRPとイーサリアム(ETH)をつなぐ新しい双方向の架け橋となる可能性があります。
リップル社のCEOであるブラッド・ガーリングハウス氏によれば、先日開催された講演会クリプトタウンホールセッションにてFlare Networksの重要性について次のように説明しています。
「私の視点では、Flareは超高速決済のXRP、スマートコントラクトのイーサリアム、コンセンサスのAvalancheといった最高の部分を組み合わせたもので、XRPの有用性を拡張だけでなく開発者は、レンディングやDeFiのような新しいユースケースのためのスマートコントラクトを作成することができます」