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米食品医薬品局:ブロックチェーンで処方薬を追跡するためIBM、ウォルマートら4社と提携

米食品医薬品局(FDA)は「IBMウォルマートMerckKPMG」の国際大手企業4社と提携し、関係者らによる医薬品のサプライチェーンの追跡を可能にし、市場の安全性を実現するためブロックチェーン技術を活用する事が明らかとなりました。

ブロックチェーンで医薬品の適切管理を

政府機関である米食品医薬品局(FDA)が市場に流通する医薬品のサプライチェーンのセキュリティと追跡を強化するためにブロックチェーン技術を採用する事をロイター通信が報道しています。

これにより、FDAや利害関係にある全ての人々が医薬品の製造地から患者へ配布されるまでの全過程が追跡できるようになる他、在庫追跡時間のスピードアップ・企業間のデータ共有も可能にし、食品医薬品のより適切な管理を目指します。

なお、このプロジェクトは2019年2月に提案され「米国医薬品サプライチェーンセキュリティー法(DSCSA)」の条件をより満たすために設立されたプラットフォームで、2023年までに本稼働を目指しています。

また、適切な管理や本稼働をより確実とするために

・大手テック企業「IBM」
・小売りチェーン大手「ウォルマート」
・医薬品大手メーカー「Merck」
・監査法人「KPMG」

といった業種の異なる国際企業4社とも提携します。

IBMのグローバルソリューションリーダーであるMark Treshock氏によれば、この技術の利用は医薬品の追跡効率を向上させると述べており、さらにプログラムに参加している企業のネットワークを通じてFDAが医薬品の追跡と監視をより徹底する事ができると付け加えました。

ブロックチェーン技術を積極的に開発するIBM

IBMといえば企業がアプリケーションを構築できるオープンソースのプラットフォーム「Hyperledger Fabric」を開発した事で知られています。

今回の医薬品を追跡するプロジェクトも同様にオープンソースとなる事を目標としており、小売りチェーン大手のウォルマートと提携する事で、他のベンチャー企業の参加も容易となるよう取り組んでいます。

Treshock氏いわく食品の追跡と医薬品の追跡は似通っており、今回のプロジェクトは以前開発した食のサプライチェーンを追跡する「IBM Food Trust」を応用したものだと説明しています。

現在、多くの企業や金融機関がブロックチェーン技術を採用・開発していますが、IBMは他の競合他社よりもいち早く積極的な取り組みをスタートした事でも知られています。特に今年に入って以降、IBMは世界中の企業と提携し業務効率化を進めています。

IBMブロックチェーン部門のゼネラルマネージャーであるMarie Wieck氏は、この技術開発に関連するプロジェクトのリソースを大幅に拡大したと説明し、現在、世界中の政府や組織にロビー活動を展開している事も明らかにしました。

そのため今年もIBMによるブロックチェーン技術の開発は進み、導入する企業がどんどん増えてくると予想されます。

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