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FedEXの最高情報責任者:国際輸送の効率化と透明化向上にブロックチェーン採用の義務付けを呼びかける

FedEXのCIO(最高情報責任者)であるRob Carter(ロブ・カーター)氏は、海運業などの国際輸送の際に、標準化されたブロックチェーンの採用を義務付ける事が、業界全体の効率化に繋がると発言しました。また、これにより輸送品の透明化が向上され、違法取引の防止ができると主張されています。

ブロックチェーンで違法な薬物や医療機器の輸送を阻止する

4月25~26日に、カナダのトロントにて「Blockchain Global Revolution Conference」が開催されました。同カンファレンスのパネルディスカッションには、FedEXのCIO(最高情報責任者)であるRob Carter(ロブ・カーター)氏が登壇しています。

同氏は、海運業などの国際輸送の際に標準化されたブロックチェーン採用を義務付ける事は、税関や国境警備隊による輸送品の出所の適切な追跡を可能とし、違法薬物や偽装医療薬品の流出防止に役立つと主張しています。

また、ブロックチェーンとIoTセンサーやRFID(タグ)を用いれば輸送状況をリアルタイムで確認できるようになり、許可された人物であれば誰でも追跡ができるため、サプライチェーンを向上できると述べました。

おりしも今月、米政府は違法品などの輸入額は年間5兆5000億ドルにも達するとし、取締を一層強化していくと発表したばかりです。

業務効率化へ

現在、海運での輸送時に必要となる証明書などの書類は、膨大な量となる紙ベースで扱われており、特定のライセンスも必要となっています。また、電子データなどによりデジタル化された文書転送でさえ、FAXや電子メールなど数十年前の技術のまま停滞しているのが現状です。

カーター氏は、ブロックチェーンが採用されれば、これらの業務改善やコスト削減にも役立つと述べています。

FedEXのCEOであるフレッド・スミス氏は、ブロックチェーンは世界のサプライチェーンを変える次の最先端分野であり、配送業界を合理化および近代化するものであると述べており、以前から積極的な推進を行ってきました。

昨年にも標準化されたブロックチェーンの普及を促進するために「DHL Express」や「UPS」などと提携し、輸送業界におけるブロックチェーン採用を目指す「BiTA(Blockchain in Transport Alliance)」と呼ばれる団体に加盟しています。

以前から、物流などの輸送とブロックチェーンは相性が良いと言われており、採用に大きな期待が寄せられている業界の1つでもあります。そのため、今後も輸送業界での採用に関するニュースは増えてくるでしょう。

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