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2017年以降、イギリスでフィンテックが500%成長。銀行のオンライン化が目立つ形に。

3年間でイギリスのフィンテック分野が500%成長していることが分かりました。その中でもフィンテック企業が金融分野へ参入し、オンラインバンキングがますます普及しているとのことです。

フィンテック投資が盛んな英国

グローバル人材紹介会社Robert Walters(ロバート・ウォルターズ)は、Vacancy Softの市場分析を引用した新たなレポートを公開しました。そのなかでイギリスのフィンテック投資へ費やされた額が、2017年からの3年間で500%も増加していることが分かりました。

同じく過去3年間では米国が170%、他欧州では133%の増加率となっておりいかにイギリスが活発なのかがうかがえます。

2019年には480億ドル(約5兆1700億円)が英フィンテックに注ぎ込まれましたが、特に2020年第1四半期のロンドンにおいては、2017年全体の1億4800万ドル(約160億円)とほぼ変わらない1億1400万ドル(約123億円)の投資額をすでに生み出して2017年以降、イギリスでフィンテックが500%成長。銀行のオンライン化が目立つ形に。います。

これによりユーザーがシームレスな金融サービスやモバイル決済にシフトする中、フィンテック企業は従来の銀行業務に参入し、さらなる資金調達の急増が期待されています。

新型コロナウイルスが後押し

ロバート・ウォルターズのビジネス・ディレクターであるDan Simmonite氏によれば、フィンテックは当初従来の銀行とは直接的なライバルとは見なされていなかったと述べています。

しかし過去12~18ヶ月間でフィンテック企業が銀行ライセンスを申請し、当座貸越・預金保証・口座引き落としなどのサービスを拡大できるようになったことで、来年には両セクターの線引きや区別がつかなくなると予想しています。

これらを後押しするのが新型コロナウイルスの感染拡大です。ロックダウンとソーシャルディスタンスによって銀行は業務を縮小せざるを得なくなり、その代わりにデジタルアプリケーションの採用とオンラインサービスの多様化が進むとSimmonite氏は予測しています。

そもそもイギリスはオンラインバンキングの普及が最も進んでいる国の1つで、2019年の導入率は過去最高となる73%を記録していました。ユーザーの64%がスマートフォンからアクセスしており、2020年には採用率がさらに増加すると見られています。

一方、今回のレポートでは年内のベンチャーキャピタルへの投資額自体は、新型コロナウイルスの経済への影響により急速に減少する可能性も示唆されています。とはいえイギリスがフィンテック企業にとって魅力的なハブであることは間違いないでしょう。