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自動車大手メーカーのフォード、ブロックチェーン技術で都市の大気汚染削減へ。

米自動車大手のFord(フォード)が、ハイブリッド車とブロックチェーン技術を組み合わせ、排気ガスなどによる都市の大気汚染を緩和する開発に乗り出しました。

ブロックチェーン×ハイブリッド

Ford(フォード)が発表した新しい研究では、ブロックチェーンやジオフェンシングと呼ばれる新技術が、都市の大気質の改善にどのように役立つかすでに実証されています。

ジオフェンシングとはWi-FiやGPSなど位置情報を使用したサービスの一種で、仮想的な境界(ジオフェンス)を特定の場所に作り、その場所に入ればアプリでユーザーにクーポン配布または従業員の出入り把握や作業の簡素化など、定められたアクションが自動で実行可能になります。

フォードのプレスリリースによれば、ロンドン・ケルン・バレンシアで3年間の研究を行い、プラグインハイブリッド車(PHEV)が大都市の大気汚染緩和を改善する可能性を調査してきました。

40万キロ以上のデータを分析した結果、ブロックチェーン技術とジオフェンシングをPHEVに組み合わせることにより、二酸化炭素の排出量削減に役立つとしています。

両技術を利用することで、ハイブリッド車両が低排出ガスエリアに入ると、自動的にゼロエミッション(ゼロ排出ガス)モードに切り替わることが可能になります。

低排出ガスエリアのコンプライアンス発展へ

ドイツのケルンで行われたテストではブロックチェーンを使用し車両がジオフェンシングエリアに出入りする時間を永続的に記録、車両の「グリーンマイル」を保存し、データを市当局や車両所有者間で共有しました。

フォードはPHEVを様々な都市の排出ガスデータに接続することで大気汚染を減らし、低排出ガスエリアのコンプライアンスを発展させることが可能になると強調しました。

また他の2つの都市で20台の車両が走行した距離218,300km以上のうち、ほぼ50%(105,000km)が電気を使って走行しており、ジオフェンス区域内では70%以上にまで上昇していることを明らかにしました。

フォード・ヨーロッパ部門のエンタープライズ・コネクティビティ担当ディレクターであるMark Harvey(マーク・ハーヴェイ)氏は、実験の成功を受けブロックチェーンとダイナミックジオフェンシングが都市の変革に大きな役割を果たす可能性があると主張しています。

「我々の先駆的な研究は、あらゆるタイプの事業者がPHEV技術を利用することで、生産性を犠牲にすることなく持続可能性を向上させるために車両を電動化し、両方の世界でベストを得ることを実証しています。」

また先にケルンとバレンシアで行われた実験では、ジオフェンシングやブロックチェーンなどの接続技術が都市・市民・事業者にもたらす持続可能性とコンプライアンス上の利点を示したと実験の成功を強調しました。