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仮想通貨ポーカーをプレイするために会社から24億円を横領した男、懲役22年を求刑される

米シンシナティ在住のダニエル・ブリーデンは、以前勤務していた会社から2200万ドル(約24億円)以上を横領したとして懲役22年が求刑されています。ブリーデンは盗んだ資金が明るみに出ないように巧妙に偽装。仮想通貨を購入してポーカーを行なっていたりと、個人的な支出に充てていたことが分かっています。

会社から盗んだお金で仮想通貨ギャンブル

電信詐欺と個人情報盗難の罪に問われているダニエル・ブリーデンは、2015年から2019年3月まで勤めていたファッション、ライフスタイル、美容向けのメディア企業「Style Haul(スタイル・ハウル)」から2200万ドル(約24億円)を横領したとして懲役22年を求刑されています。

同社で会計・財務担当を務めていたブリーデン氏は、会社の銀行口座にアクセスできる権限を持っていたため自身の口座に送金後、800万ドル(約8億7000万円)以上の仮想通貨を購入していました。

裁判所の文書では、購入した800万ドル分の仮想通貨は主にギャンブルに使われていたことが分かっています。2つのポーカーの大会でそれぞれ10万3000ドル(約1120万円)、5万2000ドル(約567万円)を賭け、プレイヤーにも120万ドル(約1億3000万円)を小切手で支払っていました。

また110万ドル(約1億2000万円)を個人のクレジットカードの支払いに使用していました。スタイル・ハウルは2019年初めに閉鎖されていますが、今回の横領事件との因果関係は不明となっています。

帳簿偽造で犯罪を隠ぺい

ブリーデンは横領していることを隠すために自身の口座を顧客の銀行口座と偽ったり、会社の帳簿や大手送金会社「ウェスタンユニオン」の手紙を偽装し、顧客への支払いに見せかけるなど巧妙な手口を働いていました。

またスタイル・ハウルの従業員や顧客のためにメキシコへマンションを借りると偽り23万ドル(約2500万円)を送金していたことも分かっています。ブリーデンは罪を認めており判決は3月下旬を予定、懲役22年が言い渡される模様です。

カナダに拠点を構えていた仮想通貨取引所Quadriga CXも同様のケースの疑いがもたれています。唯一、顧客のウォレットパスワードを知るCEOであるGerald Cotten氏の急死によりQuadriga CXは閉鎖されました。

そのためユーザーは資金を引き出せなくなったとしてCotten氏の妻などに集団訴訟を行っていましたが、その後の調査によりCotten氏はユーザーの資金を横領していた可能性が指摘されていました。