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過去最大級、中国で83トンもの偽造ゴールドを担保にした巨額融資が発覚。ビットコインの透明性が有利に。

中国武漢市の宝飾品メーカーが、偽造した金の延べ棒を担保に複数の金融機関から融資を受けていたことが分かりました。総額で200億元(3055億円)を超え、過去最大級とされています。

史上最大の偽造ゴールド融資事件

仮想通貨ビットコイン(BTC)は高い透明性を持っていることが基本的な特徴の1つでインターネット上で誰でも追跡・確認ができます。しかし、ゴールドでは証明が非常に難しくなっています。

米ナスダック上場の中国宝飾品加工メーカー大手「武漢金凰珠宝」は、2015年からの過去5年間で国内14社の金融機関から総額200億元(3055億円)の融資を受けていました。

しかし、担保としていた金の延べ棒が金メッキ処理を施された銅であったことを中国複数のメディアが報じています。また将来の損失に備えるため保険契約も結んでいました。

武漢金凰珠宝は2019年9月、24億ドル(約2580億円)の負債を抱え経営悪化のため、債務返済計画の早期期限切れが報道されていました。そのため債権者のDongguan Trustが、債務不履行を精算するべく担保の金の延べ棒を確認したところ、発覚したのが事の発端となっています。

その後、最大の債権者である中国民生信托が、裁判所に担保検査を求め実施した結果、偽造された金の延べ棒は合計で83トンに及んでいたことがわかりました。大手融資保険会社も介入していたため、信憑性もあったと推測されています。

83トンという数は2019年、中国の年間金生産量の22%、国家の金準備率の4.2%および中国で保有されている金のうち4%に該当するため、近年まれにみる詐欺事件となっています。一方、武漢金凰珠宝は偽造していたことを否定しています。

ビットコインが優位に

この事件に対し、元グーグルのエンジニアでビットコイン支持者のVijay Boyapati(ビジェイ・ボヤパティ)氏は、不正操作も不可能で供給も明確であるビットコインの重要性をツイッターで説いています。

「金と比べてビットコインの優位性が低いとされているものの1つに、純度を分析する際の低価格性と確実性があります。偽のゴールドがどのくらい流通しているか不明ですが、偽のビットコインは流通しません。」

ボヤパティ氏によれば、ビットコインは循環供給の面で優位に立っているものの、過小評価されている特徴の1つだと主張しています。また2020年のゴールドの上昇率は最大16%だったのに対し、ビットコインは34%を記録しており、パフォーマンスの高い資産としても注目と言えるでしょう。