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ジンバブエの仮想通貨取引所GolixのCEO、33BTCが入ったウォレットパスワードを紛失後に逃亡

ジンバブエの仮想通貨取引所「Golix(ゴリックス)」の創業者兼CEOを務めるTawanda Kembo(タワンダ・ケンボ)氏が、顧客の資産である33BTC(約3,300万円)が入ったコールドウォレットのパスワードを紛失し、その後逃亡したことが分かりました。Golixは規制当局によって閉鎖命令が出されていたため顧客は自身の資産を引き出そうとしていた矢先の出来事でした。

仮想通貨取引所のCEOがコールドウォレットにアクセスできず逃亡

ジンバブエの地元メディア「iHarare」の報道によれば、同国の仮想通貨取引所ゴリックスが顧客の資産である33BTC(約3,300万円)が入ったコールドウォレットのパスワードを紛失していたことが判明しました。

これはGolixに勤務していた2人へ取材したことによって明らかになったもので、当初創業者兼CEOを務めるタワンダ・ケンボ氏は取材に答えていたものの現在は逃亡していると伝えられています。

ケンボ氏は逃亡前にiHarareの取材に応じており、コールドウォレットのパスワードを紛失したとする報道は「完全に間違っているとは言えないものの文脈を無視したものである」と反論していました。

また以前にも顧客が自身の資産へアクセスできず引き出せなくなっているとの報道がされていました。

これに対しても「Golixから資金を引き出そうとしている顧客の99%は滞りなく済んでおり、誤解を招くようなこととなっている原因は残り1%のケースである」と主張していましたが、iHarareによるといまだ過半数の顧客が出金できていないと伝えています。

ジンバブエでは仮想通貨取引が禁止

Golixと言えばアフリカでも最大の取引所の1つで、昨年にはICOを実施し、ケニアや南アフリカへの展開も計画していました。また、調達額や進展を明らかにすることはありませんでしたが好調な状況が続いていたようです。

しかし中央銀行であるジンバブエ準備銀行は仮想通貨取引を禁止し、仮想通貨関連企業は銀行口座の開設ができなくなり、その後の運営が困難になっていたことが明らかとなっていました。

またGolixに対しては現在、閉鎖命令も出されています。

ケンボ氏が顧客の資産が入ったコールドウォレットのパスワードを実際に知っていたかどうかは不明ですが、逃亡中であることからその疑惑が高まっています。

類似した事件としてカナダの仮想通貨取引所QuadrigaCXの創業者が急死し、顧客のコールドウォレットのパスワードを紛失する事件がありました。こちらの事件では、その後の機関の調査により様々な問題が発覚しています。