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韓国扶余郡で地域ステーブルコイン「Goodtrae Pay(グッドトゥレ・ペイ)」が人気拡大中。

韓国の忠清南道に位置する扶余郡で発行された独自ステーブルコイン「Goodtrae Pay(グッドトゥレ・ペイ)」の総発行数のうち、10%近くが市民の間でフィアットに換金されず再利用されていることが分かりました。

「Goodtrae Pay」が成功

人口約8万人の観光地である韓国扶余郡は3月31日、地域内で活用されているステーブルコイン「Goodtrae Pay(グッドトゥレ・ペイ)」の総発行枚数が1,054億ウォン(約103億円)を突破、そのうち9.5%となる100億ウォン(約9億8000万円)が再利用されていると報告しました。

韓国ウォンに裏付けられたGoodtrae Payは2019年12月に発行されました。その後は扶余郡とブロックチェーンアプリ開発会社のEnjoyWorks社と共同で、スマートカードやAndroid/iOSスマートフォンを使ったNFC(近距離無線通信)による決済を可能にした独自ブロックチェーン・プラットフォームを開発しています。

これまで扶余郡の住民の54%がアプリをダウンロード、またはスマートカードによる決済でGoodtrae Payを使用したと伝えられています。なお県内の数百の商店や大型の協同組合スーパーで使用できるだけでなく、農業生産者やバイヤーも取引可能となっています。

手数料不要も人気の要因

また既存のカードシステムではなく、NFCカード決済方式を採用しているため取引手数料が実質的にかからないのも特徴となっています。高齢者の多い扶余郡ですが、カード決済方式であれば馴染みもあったことも普及の要因に挙げられています。

Goodtrae Payでサービス料金を受け取った加盟店事業者も、ウォンに変換せずとも他の加盟店で利用することも可能なため、経費削減に繋がっているのも好循環な効果につながっています。

扶余郡の行政指導者であるPark Jeong-hyun氏は、プロジェクトの設計者が「コミュニティの経済的価値をGoodtrae Payに取り入れようとして、絆や信頼関係を構築した」と述べています。

また今後の予定として低金利ローン・農産物取引・不動産などの取引をプラットフォーム内で利用することを目指しています。

現在韓国で成功している他のステーブルコインプロジェクトのほとんどは、通信大手との技術提携に依存していますが、Korea MintingやSecurity Printing and ID Card Operating Corporationなど新興企業も出現してきています。

そのため今後も韓国にて、ステーブルコインの利用がさらに活発となることが予想されます。