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グレースケールCEO「年金基金など機関投資家の関心が高まっている」

仮想通貨(暗号資産)ファンドGrayscale Investments(グレースケール・インベストメンツ)の新CEOであるMichael Sonnenshein(マイケル・ゾネンシェイン)氏は、機関投資家らの仮想通貨への関心がさらに高まっているとの見方を示しました。

基金の仮想通貨参入、強まる

ブルームバーグとのインタビューの中で世界最大の仮想通貨ファンド、グレースケール・インベストメンツのゾネンシェインCEOは、年金や大学などの基金といった機関投資家の仮想通貨市場参入への関心が高まっていることを認めました。

またこれら機関が仮想通貨投資へ資金を投入する額も大幅に増加していると指摘しています。ゾネンシェインCEOは、グレースケールのマネージング・ディレクターを3年間務めた後、1月7日付けで前CEOのBarry Silbert(バリー・シルバート)氏の後任として任命された人物です。

グレースケールが提供する投資ファンド「グレースケール・ビットコイン・トラスト(GBTC)」はビットコインを3%、保有しています。

これまで仮想通貨に反対だった企業も多かったものの実際、様々な機関が仮想通貨に対応した投資オプションを拡大していると報告されており、ビットコインは価値の保存手段としてまた一歩、証明された形となりました。

手数料を引き下げへ

グレースケールは現在、総額275億ドル(約2兆8650億円)もの資産を運用していますが、ここ数ヶ月の間でビットコインとイーサリアムなどの銘柄を大量に保有しているため、ファンドを通じて仮想通貨に投資する大口の投資家が本格的に増加していることを示しています。

投資モデルとして投資家らは自身で保有せずとも信託を通じて仮想通貨に触れることが可能となっています。ゾネンシェインCEOはより多くの投資家を惹きつけるべく、「デジタル・ラージキャップ・ファンド(Digital Large Cap Fund)」の運用手数料を0.5%削減することを発表、従来の3%から2.5%に引き下げました。

機関投資家の関心の高まりは仮想通貨業界にとって待ち望んだビッグニュースです。2017年のバブル崩壊以降、復活のカギは機関投資家の参入であると言われてきていました。

ビットコインは2021年に入り、4万ドル(約416万円)を突破し時価総額で7500億ドル(約78兆円)を計上しています。また仮想通貨市場の全体の価値は今や1兆ドル(約104兆円)を超え急成長を遂げました。

そのことも機関投資家の参入を後押ししており、今年はさらなる価格上昇と普及が期待されることになります。