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DeFiプロトコルdForceがハッキングされた約2500万ドル相当の仮想通貨が返却されたと報告

中国のDeFi(分散型金融)プロトコルdForceは先日、運営するlendf.Meで起きたハッキング事件により盗まれた約2,500万ドル(約27億円)分の仮想通貨が、犯人の手によって返却されたことを明らかにしました。

ハッカーが資金返還

中国を拠点とするDeFi(分散型金融)プロトコルdForceは、貸付プラットフォームlendf.Meを運営する団体です。

4月14日にはMulticoin Capital(マルチコインキャピタル)が主導する資金調達ラウンドにてHuobi CapitalやCMBI(China Merchants Bank International)などから、150万ドル(約1億6000万円)を調達していました。

しかし4月18~19日、仮想通貨取引所Uniswapとlendf.Meにて約2500万ドル(約27億円)相当のイーサリアム(ETH)がハッキングされました。

両プラットフォームではイーサリアムのプラットフォーム上で貸付オペレーションを支えるlendf.Meプロトコルが採用されています。

ハッキングされた資産はDeFiプラットフォームCompoundとAaveに送られていましたが、4月21日の海外仮想通貨メディアThe Blockの報道によれば、盗んだ約2,500万ドル(約27億円)はハッカー自身の手によって返還されたことが明らかになっています。

返還された理由は?

ハッカーは「次は幸運を祈る」とのメモを添えて20日に279万ドル(約3億円)、21日に残りの2,200万ドル(23億7,000万円)を返還していました。

ハッキングされた際とほぼ同額が戻ってきたものの、1,000万ドル相当(約10億円)のイーサリアムと残りは全てアルトコインとなっており、当時とは違う形での返還となっています。

返還された理由は明らかになってはいませんが、dForceの脆弱なセキュリティプロトコルをハッキングによって警告した可能性や、犯行を行った際にIPアドレスなどの情報をシンガポール警察に提供したためと様々な推測がなされています。

ハッキングされたのはビットコイン(BTC)とペッグするERC-777に準拠したトークンで、その脆弱性を狙った犯行だと見られていました。

dForceの創設者Mindao Yang氏によれば今回のハッキングによってユーザー・パートナー・共同創設者だけでなく自身の資産も盗まれたと報告しています。

またハッカーはYang氏らとコンタクトを取ろうとしており、自身も話し合う準備が整っていることが明らかにされています。