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アルゼンチン政府機関がハッキング被害に、犯人は50BTCを要求

アルゼンチン政府のデータセンターがランサムウェアによる攻撃を受けました。犯人は制限の解除に身代金として50BTCを要求しているようです。いっぽう、政府の担当者はデータのほとんどを回復したと述べています。

アルゼンチン政府機関がハッキング被害に、政府資料約10年分が暗号化される

アルゼンチンの主要なデータセンターで、過去10年分の政府資料がハッキング被害を受けロックされています。

このハッキングでは、マルウェアの一種であるランサムウェアが使われました。ランサムウェアは感染したパソコンにアクセス制限をかけ、それを解くために身代金を要求します。犯人はアルゼンチン政府に対して、50BTCの身代金を要求しているようです。

アルゼンチンの科学技術大臣であるAlicia Bañuelos氏によれば、ハッカーが攻撃を仕掛けたのは11月25日であるとのこと。Bañuelos氏は政府メディアであるAgencia de Noticia de San Luisの12月2日のインタビューにおいて、この事件の詳細をいくつか明かしています。

具体的には、攻撃を仕掛けたハッカーは政府の約7.700GB分のデータを暗号化したとのことです。これは約10年分の情報に相当するとされています。しかし、政府はこのうち約90%をすでに回復しているとBañuelos氏は述べています。いっぽうで、この仕事はまだ終わっておらず、すべての情報の復旧には15日ほどかかる見込みとのことです。

犯人は50BTCを要求

ほぼ全てのランサムウェア攻撃は、制限の解除に身代金を要求します。今回のハッキングも同様で、犯人は解除のためにビットコイン(BTC)を要求したようです。Bañuelos氏は具体的な金額については明らかにしませんでしたが、一部のレポートでは5BTC(約400万円)から50BTC(約4,000万円)ほど犯人は要求していると伝えられています。

政府機関とハッキング

ハッカーが政府機関をターゲットにするのは、よく起こることです。たとえば、ハッキンググループの「シャドウキルハッカー」は、南アフリカのヨハネスブルク市の管理サイトを10月に攻撃しています。今回アルゼンチン政府を攻撃したハッカーと同様に、ビットコインによる身代金の支払いを要求し、応じなければオンラインでデータをダンプすると脅迫しました。犯人グループが要求したビットコインは約30万ドル分と報告されています。

数ヶ月前にも米国で「Sadinokibi」というグループが政府のデータセンターを攻撃しました。この時にもランサムウェアによる攻撃が行われ、ハッカーは約287,000ドルの身代金を要求しています。