今日の情報が、明日の君をつくる。

ICO市場は2017年と比較して今だに「拡大している」という事実




ICOとは、Initial Coin Offeringの略で、投資家に前もって仮想通貨を購入してもらうことにより資金を集める方法になります。2018年には実態のないトークンを売りつけるなど詐欺が多いことでも話題になりました。そんなICOですが、仮想通貨市場が2018年から下落相場になっている中で、2年前の2017年と比較して大きく市場を拡大をしているようです。

ICO市場の現状とは

仮想通貨の価格は、2017年の強気相場から一転して弱気相場が続いています。このような状況の中で、ICOは技術革新のための資金集めに使われ続けてきました。ICOはビットコインBTC)の価格が最高値を記録した2018年1月から活発になり、開発者たちがプロジェクトを立ち上げ、多額の資金を集めトークンを発行という流れが生み出されました。

仮想通貨トレンド分析サイトであるCoinSchedule が公表した報告によれば、先月のICO投資は2017年4月と比較して72%も高いということです。この数値を見ているとわかることですが、市場は下落しているのにも関わらず、ICOの市場は大きな成長を遂げているのです。2019年1月の数値は、特にICOが盛んであった2018年3月と比較すると減少してはいるものの、2億9,100万ドルも調達しているということです。

さらに、仮想通貨と新たなプロジェクト開発に関しての状況も少しづつ変わってきているようです。

ICOプロジェクトは詐欺の温床?

2018年の初めに有名な仮想通貨の価格が大きく下落しました。

しかし開発者や起業家たちは、2017年から続いた強気相場の時と同様、引き続き仮想通貨市場に注目しています。そのような理由もあり、価格が下落しているにも関わらず、2018年のICO市場は好況でした。この背景としては、イーサリアムETH)によってERCトークンの発行が容易にできたことも挙げられるでしょう。

沢山のプロジェクトがICOを通して資金を集める中で、残念ながら最終的に、何も成し遂げられていない状態でプロジェクトが終了してしまう場合も多いようです。そのような事例から、沢山の投資家の中で、ICOプロジェクトは詐欺ではないかという懸念が蔓延しています。

ある報告によると過去2年間のICO市場において、詐欺プロジェクトの占める割合は80%以上だといわれています。さらにまた別の専門家たちによれば、ICOによって発行された通貨は発行された瞬間に売却することが最も利益が出るような結果となっているとのことです。

予定していたプロジェクトと実際のプロジェクトの進捗に剥離が生じているプロジェクトが蔓延しているICO市場。そのような事態が起きている理由としてあげられるのは、ICOがブロックチェーン開発において最も簡単に資金を得る方法として捉えられている点です。ICOをおこなえば、スタートアップ企業が今までおこなってきた資金調達と比較して時間をかけずに、規模の小さいチームであってもスピーディーにプロジェクトを立ち上げることが可能になります。ICOは、今までのやり方での資金調達と比べて早いスピードでプロジェクトを始めることを可能としましたが、前述したようにクオリティが伴わないことも多いのが現状です。

スタートアップ業界の勢力図が変わってきた

そのような負の側面もあるICOですが、その市場には、世界中の名だたる起業家が参加していることも事実でしょう。

スタートアップ界隈では米国のシリコンバレーが人気ですが、Bloombergが報告した内容によれば、仮想通貨プロジェクトに関してはスイスが中心的な存在となっているようです。

さらにICObenchが公表したデータによると、2018年第4四半期にICOによって調達された資金は2018年第3四半期と比較して減少しているそうですが、完了したプロジェクトの数は増えているということです。これはICO市場が成熟して、資金が最適に使われていることを意味します。

ICOBenchはシンガポールが資金調達をするICOプロジェクトが最も集まっている国だと報告しています。スイスは、このランキングで2位に位置しています。



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です