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偽のICOコンサルタント、横領罪で440万ドルの罰金と6ヶ月の懲役刑を科される

米裁判所は暗号資産(仮想通貨)コンサルタントになりすまし投資家から2000万ドル(約21億円)をだまし取ったとして、サンフランシスコ在住の男性に対し440万ドル(4億6000万円)の賠償金支払いと6ヶ月間の懲役を命じました。

2018年に投資家から2000万ドルを集める

米司法省(DoJ)のプレスリリースによれば、サンフランシスコ在住の33歳元ジャーナリストJerry Ji Guo(ジェリー・ジ・グオ)氏は、暗号資産(仮想通貨)投資およびICOコンサルタントを装い、多くの顧客に対して自身のサービスを売り込んでいたと伝えています。

検察官によればグオ氏は顧客に、暗号資産取引やイベントに関する「コンサルティング、マーケティング、広報サービス」を行っていると偽り、顧客の資金を適切な投資先に配置すると嘘の約束をしていました。

しかし顧客から預かった現金やビットコイン(BTC)イーサリアム(ETH)はどれも投資先としていた企業に行くことはなく、グオ氏の懐に入っていました。

被害額は最近の暗号資産の上昇相場により価値が高まり、今では現金と合わせても推定2000万ドルに及んでいます。またグオ氏もこの罪を認めています。

裁判所はグオ氏に対し、当時の価格で440万ドルの賠償金支払いと6ヶ月間の懲役を命じ、出所後には3年間の監督期間も言い渡されています。

いまだ犯罪に使用される暗号資産

グオ氏は2018年に逮捕・起訴されるまで数年間、詐欺行為を続けていました。当初8件の振り込め詐欺を起こしたとして、20年もの懲役に直面していたものの7件が却下されました。

2019年後半には米国政府はグオ氏の顧客資金を没収する予備命令を得て、盗まれた現金と暗号資産を押収する令状を取得しました。

米司法省のマネーロンダリング・資産回収課も2020年2月、盗まれた資金を押収する令状を取得し被害者の身元を確認し、没収手続きを経て盗まれた資金返還に取り組んでいます。

この数か月、当局はすべての暗号資産に関連した犯罪の取り締まりに尽力していました。その中にはデジタル資金を用いてマネーロンダリングと違法薬物を販売していたとして有罪判決を受けた麻薬の売人も含まれています。

資金の一部はイカを捕獲する許可証や漁船を手に入れるために使われ、犯人が漁業を営んでいたように見せかけており、逮捕時には約1600万ドル(約16億7500万円)の価値にも及ぶ392BTCを保有していました。

1月初めにはRGコインの元オーナーであるRossen Iossifov氏に対し、自社取引所を通じオンラインオークション詐欺とマネーロンダリングを行ったとして、懲役10年の判決が下されたばかりでした。