今日の情報が、明日の君をつくる。

証券詐欺:米ブルックリンの起業家が2つのICO詐欺を働いたとして懲役18ヶ月の判決

11月18日、ブルックリンの仮想通貨起業家Maksim Zaslavskiy(マクシム・ザスラフスキー)被告が、証券詐欺の罪で懲役18か月を言い渡されました。2017年に2つのICOを行いトークンが資産に裏付けされていると謳い投資家を勧誘していたものの、実際には資産は存在していませんでした。

2つのICO詐欺行為で懲役18ヶ月の判決

ブルックリンの仮想通貨起業家であるマクシム・ザスラフスキー被告が、不正な2つのICOを働いたとして11月18日、証券詐欺で懲役18ヶ月の判決を受けました。

ザスラフスキー被告は仮想通貨バブルであった2017年に「REcoin Group Foundation(レコン・グループ・ファンデーション)」と「Diamond Reserve Club World(ダイアモンド・リザーブ・クラブ・ワールド)」のICOを実施しました。

それぞれの発行するトークンは不動産とダイアモンドに価値が裏付けられ、急速に価値が高くなることを約束していましたが検察官によれば実際に裏付けする資産が無かったことが分かっています。

今年9月末にはSECによって起訴

9月29日にはザスラフスキー被告が、連邦証券法の詐欺防止および登録規定に違反していたとしてSEC(米証券取引委員会)によって起訴されていました。

調査によって当時、ICOによって200万~400万ドル(2億1千万~4億3千万円)を調達していると主張していたものの、30万ドル(3,250万円)しか調達できていないことも分かっています。

11月に入りすぐに逮捕されたザスラフスキー被告は罪を認めたものの、自身が提供したトークンは証券ではないとして証券法からは免除されていると反論、判決が軽くなるよう求めていました。

その結果、司法取引により3年5ヶ月未満の判決には控訴しないことに同意し、今回の懲役18ヶ月といった判決に至っています。

なおザスラフスキー被告は全ての被害者に賠償をせねばならず、裁判官によって後日罰金の詳細な額が言い渡される予定です。Law360によれば今回の事例は連邦証券法をデジタル証券へ提供した最初の刑事事件であると伝えています。

ニューヨーク州東部地区検察局のリチャード・ドノヒュー検事が発表した声明では「ザスラフスキー被告は、最先端技術を装った昔ながらの詐欺を犯しました。伝統的な証券、仮想通貨に関わらず投資家を騙す者を調査し、訴追し続けます」とコメントしています。