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インド仮想通貨取引所共同創業者である26歳女性が逮捕、63.5BTCを盗んだ罪で

インドの仮想通貨取引所Bitcipher Labsで63.5BTCのハッキング事件が起きていましたが、犯人は同取引所の元共同創業者である26歳インド人女性であることが分かりました。捜査の段階で内部関係者による可能性が高いことが推測されていました。

共同創業者、63.5BTCを盗む

3月20日のタイムズ・オブ・インディアの報道によれば、インドのバンガロールに拠点を構える仮想通貨取引所Bitcipher Labsで起きたビットコイン(BTC)の盗難事件の犯人として、共同創業者であった26歳のAyushi Jain(アユシ・ジェイン)容疑者が逮捕されたことが分かりました。

ジェイン容疑者は2017年にAshish Singhal氏と共にBitcipher Labsを設立し、2019年12月に会社を辞めています。

Singhal氏は、今年の1~3月の間にBitcipherのビットコインウォレットから63.5BTC(約4,117万円)が他の仮想通貨取引所SwapLabを通じて何者かによって不正に移動されていたことに気付きました。

また、インド犯罪捜査当局(CID)に相談した際には、盗まれた資産が保管されているハードウォレットの秘密鍵を持ち、アクセスできるのはSinghal氏を含むBitcipherのスタッフ3人しかいない状態となっていました。

資産はすでに返還

CID捜査官によれば、容疑者がハードウォレットにアクセスするため同取引所のシステムでのみ採用された一連の単語またはテキストであるパスフレーズを使用していることが分かっており、内部関係者の犯行の可能性が高いと指摘していました。

そのため、最近Bitcipherを辞めた人物を含むスタッフの詳細を提供するよう依頼し、Singhal氏が該当者の活動情報を洗い出した結果、ジェイン容疑者が浮上することになりました。

捜査当局はジェイン容疑者を拘留し家宅捜査したところ、1~3月の期間に指摘したパスフレーズを使用して複数回に分けビットコインを送金した履歴のあるラップトップを発見し押収しています。

ジェイン容疑者は証拠が見つかったため犯行を認め、親しい友人らの口座に振り込んだと自白しています。なおすでにこれら63.5BTCは捜査当局によってBitcipherへと返還されています。

今回の盗難事件は、今月初めにインド最高裁判所によって政府の定めた仮想通貨取引の禁止は憲法違反だと判断されて以降、初のケースとなりました。そのため今後の規制にどのような影響を与えるのかも懸念されています。