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メキシコの仮想通貨企業、1億3800万ドル分の自社トークンで大統領専用ジェット機購入を計画

メキシコにある仮想通貨交換事業者Isatech社のCEOは、政府が売却中であるジェット機を1億3800万ドル(約151億円)分に値する自社トークンで入札できるよう提案しています。またこれには、Isatech社が保有するバハ・カリフォルニア州の広大な土地の売却も含まれているとのことです。

仮想通貨企業、大統領専用ジェット機購入へ

2019年からの約1年間、メキシコの大統領であるAndres Manuel Lopez Obrador氏は、前大統領が保有していたジェット機「ボーイング787」の売却を発表していましたが誰からも入札はなく、数日前にくじ引きによる抽選形式で引き渡すことを決定していました。

ここでメキシコ・モンテレイに拠点を構え、ブロックチェーン技術開発も行う仮想通貨交換業者Isatech社のCEOであるAlfonso Jiménez氏が、自社が発行するトークン「Amero(AMX)」でボーイング787の入札ができるよう政府にオファーしていることが地元メディアの報道で明らかになりました。

Ameroトークンで支払う額は1億3800万ドル(約151億円)分に相当するとのことですが、それだけではなくIsatech社がバハ・カリフォルニア州に保有する10kmもの海沿いの不動産を含む1400~2400ヘクタールの土地も政府に売却することを検討しています。

この土地は2018年にIsatech社が280万ドル(約3億円)相当のAmeroトークンで購入したもので、当時も話題となっていました。

購入の目的は人々のため?

Jiménez氏は、ボーイング787は外国の高官を輸送するために使用すると述べていますが、自然災害の際にはメキシコ政府も利用できるとしており、さらに、リアジェットと海軍専用のヘリコプターの購入も検討しています。

リアジェットは医療目的でメキシコの富裕層をアメリカに運ぶためのものであり、ヘリコプターは山火事の鎮火とモンテレイで救助活動を行うために使用されると説明しています。

また、売却する予定の土地は観光開発プロジェクトに適しているとしています。Jiménez氏は地元メディアに対し「すでに政府へ正式な提案書を送ったものの、まだ返事は来ていない」と答えています。

Obrador現大統領は、前任者とは違い庶民的であるという理由でボーイング787の売却を発表しています。前大統領であるEnrique Peña Nieto氏は2016年に当時、最も高価な専用ジェット機とされていたボーイング787を2億1800万ドル(約240億円)で購入していました。