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韓国の仮想取引所komidの幹部2人が取引高偽造で実刑判決


韓国の仮想通貨取引所komidのCEOと役員の2人は自動売買を行うBOTを用いて、自社の取引高を水増し偽装をしたとして、裁判所から懲役刑を言い渡されました。2人が得た利益は約4,500万ドル(約49億円)の手数料収入となり非常に悪質な物となっています。

取引高を偽装し荒稼ぎ

blockinpressの報道によれば韓国規制当局は17日、仮想通貨取引所komidのCEO、Hyunsuk Choi氏と幹部のPark氏の2人に、自身が運営する取引所に偽のアカウント口座を開設し、意図的に取引量を水増しし偽装したとして懲役刑を言い渡したとの事です。

両氏は計5つのアカウントを作成し500万回もの取引をBOTで行い、偽装した取引高で人気がある事を装い投資家と新規ユーザーを騙していました。これにより得た手数料収入は約4,500万ドル(約49億円)にも上るとの事です。

仮想通貨取引所の代表がこのような形で逮捕されるのは今回が初めてで、Choi氏は懲役3年、Park氏は2年の判決を言い渡されました。

今回の事件を担当した裁判官は両氏は偽装して得たお金を一部、返還しており完全な悪意を持ってはいなかったと考慮はしたものの次のように説明しています。

「顧客への仮想通貨取引所に対する信頼を傷つけ、国内の仮想通貨市場にも悪影響を及ぼしました」

取引高の水増しは割と良くある?

仮想通貨取引所の出来高の水増しは以前から議論されています。ウォッシュ・トレーディング(仮想売買)と呼ばれる人工的なトレードによる取引高創造は一般的な方法との指摘も出てきています。

Blockchain Transparency Institute(ブロックチェーンデータ研究者チーム)が昨年12月に提出したレポートによれば、コインマーケットキャップに掲載されている上位25の取引所のうち、95%の取引所で80%の取引ペアにもまたがってウォッシュ・トレーディングを行っていると報告しています。

トークンを発行し取引所に上場を果たしている企業に上場廃止を免れるよう売買を代わりに行う会社も存在しており、これらは取引所のwebサイトのトラフィック数でも分析できるとの事です。

韓国の規制当局は先月、同国取引所のUpbitにも約2,260億ドル(約24兆円)もの取引注文を偽装したとして幹部3人を起訴したばかりでした。

韓国政府は仮想通貨やブロックチェーン企業などに対し、積極的に規制や誘致を行いブロックチェーン・アイランドを目指しており、取引も活発になっているため、このような偽装などが増えれば市場への影響も懸念されます。

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