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韓国中央銀行、デジタル通貨(CBDC)発行に関する諮問グループを正式に発足。

韓国銀行(BOK)は中央銀行デジタル通貨(CBDC)の発行に向け、弁護士を含めた専門家で構成された諮問グループを発足しました。CBDC発行を円滑に進めるため法的な問題の対処にあたります。

韓国、CBDCへの取り組み強化

韓国大手メディアのKorea Timesによれば16日、中央銀行である韓国銀行(BOK)が「中央銀行デジタル通貨(CBDC)」の発行を支援し、関連する法的ガイダンスを提供できる諮問グループを発足したことが明らかになりました。

このグループは法学部教授、フィンテックに明るい弁護士および金融・IT分野を専門とする韓国銀行の内部関係者の合計6人のメンバーから構成されています。CBDCの利用に関する法的見解を提供し、発行に至った際には法律の改正や制定が必要なのかを明らかにすることが目的となっています。

中国では昨年からデジタル元の発行を発表しており、2020年4月からは深圳・成都・蘇州・雄安でテストを行っています。世界第2位の経済大国のCBDC発行はデジタル決済・クロスボーダー取引および中央銀行のプロトコルに急速な変化をもたらす可能性があります。

またスウェーデン・スイス・米国・日本を含む各国もCBDCの研究に力を入れていました。そのため韓国銀行も最新の動向を追跡するため、2月にもデジタル通貨調査チームを設立しています。

来年にはパイロットテスト実施予定

韓国銀行は4月にCBDC発行に向け22ヶ月間にわたるパイロットプログラムを発表しており、今回の諮問グループの発足は最初のステップの一環となっています。なお任期は2021年5月末までの予定です。

なお韓国銀行の関係者によれば今回のグループ設立は「現時点では不明なままのCBDC発行に関する法的領域を明確にすることを目的としています。」と述べ、仮想通貨を探求することにも焦点を当てていると付け加えました。

しかし現在も現金の需要が高いことや、競争が激しく技術革新が進む決済サービス市場を考慮すると「近い将来のCBDC発行する必要性は無い。」とも明言しており、国内外の市場環境が急速に変化した場合、迅速に対応する必要があるためと述べるに留まっています。

実際、CBDC諮問グループ発足を発表した15日にも立ち上げの計画があるのかについてはコメントを避けていました。

パイロットプログラムの今後の予定として年内に「CBDCの設計と要件定義・テクノロジーのレビュー・ビジネスへのプロセスを分析」を順番に行った後、2021年1~12月までの1年間、パイロットテストを実施することになっています。