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急成長を遂げる仮想通貨レンディング市場。最初のキラーアプリとなるか?

仮想通貨レンディング(貸付)サービスが初めて導入されて以降、市場は年々大きくなってきています。80億ドル(約8600億円)を超える資金が流入しており、高利回りな利息収入が得れることも人気要因の1つとも言えます。

拡大する仮想通貨レンディング市場

仮想通貨のレンディング(貸付)とはユーザーがサービスを展開するプラットフォームに自身の仮想通貨を預け金利を得る仕組みとなっています。預けた仮想通貨はプラットフォームを運営する側によって、企業などに貸し付けるためリスクも高く通常、高利回りな利息となっています。

Credmark社が公開したレポートによれば2019年第4四半期の時点でレンディング市場は80億ドル(約8600億円)に達し、今では100億ドル(約1兆750億円)を超えたと報告しています。

またレンディング対象となる仮想通貨には、ビットコイン(BTC)イーサリアム(ETH)などの主要の他に、急激な価格変動リスクを避けるためドルやユーロなど法定通貨と連動したステーブルコインも徐々に人気を集めています。

主要な小売業に焦点を当てた大手仮想通貨レンディングプラットフォームCelsius Networkも過去2年間で爆発的な成長を遂げ、今では160カ国で10万の小売業と260人の機関投資家にサービスを提供しています。

同社は最近では消費者の総預金総額が10億ドル(約1075億円)を超えたとして、いかにレンディングサービスが人気なのかうかがえる形となっています。

トレーダーにも新たなユースケースに

Celsius Networkの創業者兼CEOであるAlex Mashinsky氏はForbesとのインタビュー内にて、Celsiusは仮想通貨レンディング事業ではなく「利息収入ビジネス」であると主張しました。

その理由として顧客の90%が利息を得てローンを利用していないからだと説明しています。顧客には預入で得た利益の80%を支払っており、今ではCelsiusに預ければ高金利収入を得ることができると付け加えています。

またトレーダーもレンディングプラットフォームにて必要な資産を証拠金として借りることも可能です。

Mashinsky氏によれば「当社の融資による空売りは20~25%に過ぎず、融資のほとんどがGenesisやGalaxyといった大手機関が利用してアービトラージやマーケットメイキングを行っている。」と説明しています。

アービトラージを行う際、送金途中で突然ビットコインの価格が10%下落し損失を被った場合、ビットコインを借りることでリスクを相殺しスプレッドを取り込むことができるとトレーダー向けの活用方法も紹介しました。