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オーストラリア準備銀行リブラのテスト版受け取りへ、規制と問題解決に自信

オーストラリア準備銀行(RBA)がFacebookのプロジェクト「Libra(リブラ)」のテストバージョンを受け取り、問題点の抽出や規制解決について自信を覗かせています。

オーストラリア準備銀行リブラのテスト版受け取りへ、規制と問題解決に自信

RBAのフィリップ・ロウ総裁は過去に、リブラには乗り規制面で越えるべき課題が多い点を指摘しています。加えて、実際のユースケースを含めて精査する必要があるとも見解を示しました。また、RBAは2019年12月末に開かれた金融技術および規制技術に関する特別委員会において、ステーブルコインそのものに需要があるのか疑問を呈しています。なぜなら、オーストラリアにはすでに高速かつ安価な手数料で決済できるシステムがあるからです。

一方で、こうした発言や見解の背景には、リブラやその他のデジタル通貨が将来的に決済通貨として主流になるという考えをRBAが持っているという可能性も考えられます。委員会のトニー・リチャーズ氏はインタビューにおいて、リブラの初期バージョンを受け取ったことを明らかにしました。加えて、一般に普及する前にそれらをテストできる可能性があると述べました。

「現在、フェイスブックを経由してリブラのテストを行っていますが、リブラに関することは恐らく解決できる問題だと思います。中央銀行や国際コミュニティを含めて、リブラがリリースされた際にどのように規制をするかは現在議論を重ねている段階です。確かに、急速なイノベーションは課題を常に孕んでいますが、私たちはそれに追いつく必要があります。そのためにも、このビジネスモデルの背後にあるテクノロジーを理解しなければならないのです」

フェイスブックの信頼性の問題

これまでにも、多くの企業やプロジェクトがステーブルコインを発行しています。しかし、それらの規制に関して議論されることは、ほとんどありませんでした。

リブラが各国の規制に巻き込まれている背景には、フェイスブック自体の規模の大きさだけでなく、過去に起こした情報の流出事件など、信頼性の問題があります。信頼性が問われる企業がリブラのように大規模なプロジェクトを行い、ユーザーの決済情報などにアクセスできることを危惧する声が発行時から現在に至るまで各国政府や議員から多く出ています。