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フェイスブックの仮想通貨リブラが仕組みを大幅変更へ、単一通貨型ステーブルコインにシフト

各国規制当局から反発を受けていたフェイスブックの仮想通貨Libra(リブラ)が、これまで発表していた法定通貨のバスケット型ステーブルコインのプロジェクトから単一型ステーブルコインのプロジェクト変更することを明らかにしました。

リブラ、シフトチェンジ

フェイスブックの仮想通貨Libraのホワイトペーパーに2つの変更が加えられたことが発表されました。主導する子会社Calibra(カリブラ)のCEOであるDavid Marcus(デービット・マーカス)氏は自身のツイートで次の様に説明しています。

「最も注目すべき進化は、これまでのリブラに加え、USD・EUR・GBPなどそれぞれ単一通貨のステーブルコインを作成します」

これまでリブラのモデルは、複数の法定通貨によって価値を裏付けられたバスケット型となっていました。

しかし新たにリブラUSD・リブラEUR・リブラGBPのように1つの法定通貨で価値を裏付けそれぞれ発行する形になります。

なおこれまでのバスケット型リブラは完全に廃止されるわけではなく、リブラネットワーク上にて上記の単一型リブラをまとめる形で将来、発行予定となっています。

より規制に準拠

2つ目はリブラのロードマップが変更され、ユーザーがネットワーク上でできることが制限されていることです。

当初、リブラはリブラ協会が管理する認可されたネットワークだとしていましたが、次の5年で認可を無くす方向性となっていました。これにより規制当局からは金融崩壊を招くと反発を受けていました。

そのためより規制を遵守する方針を取っており、ロードマップではホスティングされていないウォレットには残高やトランザクションに制限を設け、ネットワークにアクセスできるのは規制された仮想通貨企業のみになります。

スイスにライセンスを申請

なお変更されたリブラはスイスの規制当局に位置する「スイス連邦金融市場監督機構(FINMA)」へ決済システムのライセンスを申請したことも明らかとなりました。

これはリブラの公な利用可能に向けて大きな一歩ですが、今後で各国中央銀行や規制当局に認可をもらう必要があります。

スイスは規制に対し厳しい国の一つですが、承認されれば他国でもリブラの金融および銀行サービスが提供できる可能性が高くなることは間違いありません。

他にも中央銀行発行のデジタル通貨(CBDC)との連携も計画していることも明らかにしています。しかし現時点でリブラのローンチ時期は未定となっており今後、規制当局の懸念解消が鍵となっています。