日本の仮想通貨ユーザーの間でも利用者の多いSNS、Twitter上でビットコイン(BTC)の投げ銭が送れるようになりました。このサービスはTippin.meの提供によるものでライトニングネットワークを経由する事で少額の送受金が可能となります。
Twitterで気軽にビットコインのチップが送れる
このプロジェクトはTippin.meのエンジニアSergio Abril氏により開発されたもので、まだ開発途中であるもののすでに利用可能であるとの事です。
ビットコインの第2層スケーリング・ソリューションであるライトニングネットワークを使用する事により少額のビットコインでも瞬時に低い手数料で相手に送る事が出来ます。
利用するには、Google ChromeかFirefoxにTippinの拡張機能をインストールし、普段使用しているTwitterアカウントでTippin.meにログインする事が必要になります。これによりライトニングネットワークを介してビットコインの送受信する保管ウォレットが作成され、ビットコインをあらかじめ預けて置けばいつでも送る事ができます。
拡張機能を介し、従来のTwitterのいいねやRT、DMの横に稲妻マークのボタンが配置されているのが見て取れ、押せばQRコードが出てくる仕様となっています。また自身のWebサイトやブログ、Youtubeなどにも今後、設置できるとの事です。
Twitter社のCEOも絶賛
ライトニングネットワークは元々、ビットコインのスケーラビリティ問題を解決するべく開発された技術で、Abril氏は以下の様に述べました。
「私の意見では、チップはライトニングネットワーク上で信じられない程人気となると思います。ほとんど無料で少量を送る事ができるのは今回が初めてで、信じられない程速く送受信を行う事ができます」
ライトニングネットワークが登場するまでマイクロペイメント(少額送受信・少額決済)は難しいとされており、今回、新たな道を開く事にもなるかもしれません。なぜなら、新しいSNSやプラットフォーム、経済システムを作成、または利用する事もなく、普段使い慣れたTwitter上などで資金調達も可能になるからです。
Twitter社のCEOであるJack・Dorsey氏も今回のTippin.meの発表に「素晴らしい」とつぶやきました。同氏は以前から仮想通貨支持者でもありライトニングネットワークの普及を目指す「ライトニング聖火リレー(Lightning Torch)」にも参加しています。
また、「ビットコインがインターネットのネイティブ通貨になる」とも発言しており、その発言には多くの注目が集まっています。
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