ライトコイン(LTC)の開発者であるチャーリー・リー氏は、最近行われたポッドキャスト内のインタビューでLTCが誕生した背景を語り、その上で同通貨が今後も普及を拡大し続け、将来的に支払い手段として使われるようになるだろうと自信を覗かせました。
ライトコインは支払い手段として広まるか?
現在、全ての仮想通貨プロジェクトは自身が開発したコインが決済手段として普及される事を目指していると言っても過言ではありません。ビットコイン(BTC)を含む多くのアルトコインは、政府や銀行など中央集権の干渉を受けずとも支払いやサービス購入などに使われるよう設計されています。
ライトコイン(LTC)の開発者であるチャーリー・リー氏は、ポッドキャストの番組に出演し、仮想通貨が決済手段として採用されない理由として不安定な価格変動が原因であると認めたうえで、次の様に述べました。
「LTCは、今後数年間で支払い手段として普及する可能性があります。そのためにはBTCとLTCが使える場所をもっと増やす事が必要です。あなたがこれらをどこでも使えるようになれば、決算手段として本当の成功を収めたと言えるでしょう」
リー氏はまだたった30ドル(約3,350円)だった頃に初めてBTCを購入した事が仮想通貨業界に参入するきっかけだったと明かしました。それからマイニングを始め、BTCの兄弟を作ろうとするアイディアに思い立ったと話しています。
また、これまでの歴史の中で金と銀があった場合、人々はその時に応じてこの2つを使い分けていたと述べ、「BTCが金であれば銀を作ろうと思いLTCを開発した」と発言しています。最後に、LTCはBTCのより安価なバージョンとなり、人々がより多くの事に使えるようになるだろうとも付け加えました。
控える半減期とミンブル・ウィンブルの実装
ライトコイン(LTC)は現在2つの大きな材料を控えており、投資家からも注目が集まっています。
今年8月にはマイナーの報酬が半分に減少する半減期を予定しており、流通枚数が少なくなるため、一般的には価格の上昇が見込まれると予想されています。
また、送金額や送受信者などを不明にする高度な匿名取引技術「ミンブル・ウィンブル(MimbleWimble)」を、今年度中にLTCネットワークへ実装する計画を明らかにしています。
これにより、犯罪に使われた仮想通貨がその価値を下げてしまうと言った「代替可能性問題」を解決できるとされています。
このような積極的なアップデートにより、BTC共々市場へのさらなる普及が可能となるのか、今後のLTCに期待が高まります。
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