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Bitmain、前モデルの1.5倍の処理力を持つマシンを発表

中国に拠点を構える仮想通貨マイニング企業Bitmainは、マイニングマシンの最新モデルとなる「ANTMINER S19」シリーズを発表しました。

Bitmain、前モデルの1.5倍の処理力を持つマシンを発表

ANTMINER S19は2つのタイプに分かれています。

一般的なタイプである「ANTMINER S19」は、ハッシュレートが95TH/s、電力効率34.5J/TH ±5%のスペックを持っています。これに対して、1ランク上の「ANTMINER S19 Pro」は、ハッシュレート110TH/s、電力効率29.5J/TH ±5%となっており、現行の最新モデルであった「Antminer S17+」 の処理速度を1.5倍上回る性能を有したものです。

これまでの機器との最も大きな違いは「パワー」であり、ANTMINER S19より以前のシリーズはラインナップから除外される可能性もあるでしょう。

旧式の「Antminer S9」のハッシュレートは14TH/sです。最新モデルの110TH/sと比較すると大きな差異がありますし、1つ前のモデルと比較してもその性能は飛躍的に向上しました。つまり、Bitmainの歴史上でも最も強力なマイニングマシンがより簡単に手に入るようになったということです。

電力効率の面でも優れているため、ビットコイン(BTC)の価格やハッシュレートの変動にも強く、収益率の安定化が見込めます。

半減期とマイニング業界の構造変化

半減期が間近となっているため、Bitmainの新製品発表タイミングは完璧なものであるかもしれません。

半減期ではマイニング報酬が減少するため、その報酬に基づいて収益率を向上させなければいけません。つまり、ANTMINER S19のようにエネルギー効率が良く計算力にも優れている機器は、マイナーにとって非常に貴重なものとなるのです。

一方で、ほとんどのプレイヤーが価格の下落と共にマイニングから撤退します。つまり、大口の事業者しかこうした変化に耐えられないという構造が出来上がりつつもあるのです。2019年以降はさらに厳しい状況が市場全体で続いているため、大口事業者ですら戦い続けられない可能性もあるでしょう。

ANTMINER S19の価格と出荷日は、現在のところ明らかになっていません。