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中国警察当局、墓地の地下で稼働していた違法マイニング施設を摘発。犬小屋の事例も。

中国で違法かつ大胆なマイニング施設の摘発が相次いでいます。黒竜江省では墓地のような盛り土の下でビットコイン(BTC)マイニング施設が見つかりました。また同省では犬小屋の下で地下マイニング装置が押収されています。

地下埋葬地の中はマイニング施設

5月31日、現地の英語メディアである北京ニュースによると黒竜江省の大慶警察が、村の近くの墓地の下で違法なビットコイン(BTC)マイニング施設を発見したと報道しています。

警察当局は当初、地元の石油会社によって原因不明の停電が起こったとの報告から村の電気が盗難されていると疑い、捜査を開始していました。

村の近くの森では古墳のように盛り上がった疑わしい墓地が2つ見つかり、警察当局によって入り口が掘り下げられた所、盗難された電気で稼働しているマイニング施設が確認されました。

報告書によると照明器具や送電設備の他、8台のビットコインマイニング装置が設置されていたとのことです。なお現在は警察当局によってすでに押収されています。

犬小屋の下でも54台押収

また黒竜江省では4月にも違法マイニング施設が摘発されていました。こちらも石油会社の油田から電気が盗まれているとの指摘を受け、警察当局が現地を捜索したところ野良犬を飼育している犬小屋の下で発見されました。

犬小屋の中には地下への入り口があり、中からは54台もの違法なビットコインマイニング装置が見つかっています。大慶市といえば中国でも最大の油田地域です。60~70年代には最も重要な地域の1つとして賞賛されていました。

マイニングは通常、電気代も高額なため悪質なマイニング業者にとっては目を付けられやすいのかもしれません。昨年6月にも油田からケーブルを引く違法業者が逮捕されました。その際、警察当局は航空機とドローンを配備し証拠を押さえています。

これまでにも中国はコスト面や広大な土地があることからマイニングが活発に行われています。特にケンブリッジ大学の調査によれば四川省ではハッシュレートが10%を占めるほど盛んでした。

しかし5月に四川省はマイニングを禁止とする命令を地元企業に下しています。また半減期を迎え、マイナーへの手数料が半分に減ったため弱小な企業は採算が取れず、撤退を余儀なくされています。

そのため他の国や省へ施設を移転するマイニング大手企業も出てくると予想されますが、今回のように電気を盗んでコストを抑えようとする違法業者も続々と出てくる可能性もあるのかもしれません。