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グーグルの量子コンピューターはマイナーを廃業へと追い込む?ビットコインへの影響は?

先月グーグルが発表した量子コンピューターは、従来のスーパーコンピューターの計算能力を超えると言われています。研究者の論文によるとビットコイン(BTC)マイニングに必要な複雑な計算式を一瞬で解いてしまうため、マイナー業者が不要になると指摘されています。またセキュリティも簡単に破られてしまうため、盗難や改ざんの心配を危惧する声もあがっています。

グーグルの量子コンピューターでマイナーは時代遅れに?

英ファイナンシャルタイムズは9月、グーグルが現在のスーパーコンピューターの計算能力を超える量子コンピューターの開発に成功したと報道しました。開発した研究者の論文は米航空宇宙局(NASA)のサイトに一旦は掲載されたものの、すぐに削除されています。

グーグルが開発した量子コンピューターはビットコイン等の仮想通貨をマイニングする業者にとって非常に脅威的だと危惧する声が出ています。

マイニングでは、複雑な計算を処理することで報酬がもらえる仕組みとなっています。しかし、グーグルが開発に成功した量子コンピューターは、現在のスーパーコンピューター「Summit(サミット)」が1万年かけて行う計算をたったの「約200秒」で解くことが可能だとされています。

従ってマイニングに必要な計算も一瞬で解いてしまうため、一部マイニング業界関係者は廃業に追い込まれる可能性を懸念しており、ビットコインの盗難や取引履歴改ざんも容易になるとして何らかの対処を取る提案が出始めています。

現時点では暗号技術は破られないため心配にはあたらないとの声も

このような指摘に対し、Crypto CompareのCEOであるCharles Hayter氏は「全ての仮想通貨は量子コンピューターの耐性技術を導入することによってアップデートできる」と反論しています。実際にカルダノ(ADA)などは、すでに量子コンピューターの耐性技術を実装済みとなっています。

また、ロンドンの公立研究大学インペリアル・カレッジで量子コンピューターと暗号学を研究しているDragos Ilie氏によれば、グーグルの量子コンピューターは当初考えられていた程強力ではなく、今よりかなり高度な計算が可能ができる程度だと指摘しています。

理由として、グーグルの量子コンピューターは現在53qubits(量子コンピューターで使用されるエネルギーの単位)しかなく、ビットコインや他の金融システムに影響を及ぼすには少なくとも1,500qubitsが必要なためだと説明しています。

qubitsを追加しようと量子コンピューターに計算を学ばせる場合、システムはますます不安定になると言われています。研究者もこの問題を解決しようとしていますが莫大なコストを理由に数年を要するとしているため、現時点ではビットコインなどの暗号技術は破られないだろうとの見方が強いと言えるでしょう。

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