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マイニング機器メーカーCanaanがIPOを実施へ、調達目標額を1億ドルまで下げる

マイニングマシンの大手製造メーカーであるCanaanが、11月20日にIPOを行いナスダックへ上場します。10月末に発表された当初の目標金額は4億ドルでしたが、これを引き下げ1億ドルの調達を目指してIPOを行うことが明らかとなっています。

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マイニング機器メーカーCanaanがIPOを実施へ

米国証券取引委員会(SEC)に提出された最新の書類によると、マイニングマシンの製造事業を手がけるCanaanは、IPOによる資金調達の目標金額を4億ドルから1億ドルへ引き下げています。この申請書には、1株あたり9ドルから11ドルの価格で販売することも明記されています。また、IPOの主幹事となるのは、シティ、ルネッサンス、CMBインターナショナルキャピタルの3社の予定です。

Canaanの2018年の純利益合計は830万ドルでした。2019年第3四半期ではビットコイン(BTC)の価格上昇もあり、営業利益は1300万ドルと2018年よりも利益を伸ばしています。一方で、2019年1月から9月にかけては前年同期比から60%減となる1億3400万ドルの売上高となっており、3120万ドルの赤字を計上しています。

今回のIPOが無事に成功した場合、Canaanは伝統的な株式市場に上場した、初めてのビットコインのマイニングマシンのメーカーとなります。

想定される3つのリスク

CanaanがSECに提出した書類には、想定される3つのリスクも記載されています。

1つ目はマイニングマシンの販売に収益構造が依存している点です。2017年からの収益構造を見ても、全体の売り上げの98.6%以上をマシンの販売に依存しています。

2つ目はビットコイン価格の変動です。これは他のマイニング事業社も頭を抱えていることですが、ビットコイン価格が低迷するたびにCanaanは赤字を計上しています。

また、3つ目のリスクとしてマシン製造のための部品調達を、台湾メーカーのTSMCに依存している点も挙げています。