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匿名通貨モネロの総責任者「金融上のプライバシーは基本的人権」

匿名性の高さで有名な仮想通貨モネロ(XMR)の総責任者であるRiccardo Spagni氏は、The BlockとE8 Partnersが主催したイベントで講演し、なぜプライバシーが誰にとっても必要なのかについて発言し、また、個人データを保持するには金融上のプライバシーの確保が望ましいと主張しました。

プライバシーは金融上において重要

世界では物々交換から始まり、現金、クレジットカード、新しい決済ソリューションへと移行してより便利になる一方で、個人情報などを差し出す必要に迫られてきました。

スマートフォンで支払いが可能になれば非常に便利ではあるものの、セキュリティの観点から本人確認(KYC)、マネーロンダリング防止(AML)など多くの規制が必要になっており、利便性を得る代わりにプライバシーを提供しなければなりません。

Spagni氏は、プライバシーは犯罪者だけが望んでいるものではなく、ユーザーデータを第三者に売ったり盗んだりされぬよう、誰もがセキュリティとプライバシーを気に掛けるべきだと主張しています。

さらにユーザーの非常に機密性の高い情報が露呈した場合に考えられる事例として以下のような例を取り上げました。

・支出に基づく広告
・保険料は、どの薬を購入したか、またはフィットネスセンターに行く回数で算出される
・利益率や会社が使用している卸業者からビジネスを洞察し推定が可能
・所得状況、またはいつATMに行ったかを知られた上で犯罪の標的にされる

一方で、匿名通貨の特徴も5つ紹介し、秘匿性やセキュリティの高さを主張しています。

・トランザクションの送金先を隠せる匿名性
・どこから送ったのか追跡をできなくさせる
・取引金額が把握できない
・トラフィック分析が不可能
・情報を隠す気がなくてもプライバシー性を極限まで高められる

ユーザーのセキュリティ意識のなさも指摘

Spagni氏は同時に大多数のユーザーは怠惰でプライバシーをそこまで強固に隠すつもりはなく結果として、ユーザーの特定が簡単になっていると警鐘を鳴らしています。

そこでプライバシーを強制する事は国家に反乱するわけではなく、単純にデータを誰が見ることができるか権限をユーザーに付与するだけの事だと主張し、仮想通貨が国家転覆を起こすと言った考えは間違っていると一蹴しています。

現在、プライバシーを重要視することを謳う詐欺的なプロジェクトも増え見分けもつかず非常に悪質である。これは人々の生活を危険にさらしていると述べています。

善良な人々は個人データなどを隠す意識が無いため、犯罪から守るために金融上のプライバシーを保護することは基本的な人権であると主張しました。

匿名通貨と言えば資金洗浄など犯罪や脱税に使われやすい面もあり、日本の仮想通貨取引所コインチェックは金融庁の業務改善命令を受け、取り扱いを廃止しています。

この様な現状があるなか、匿名通貨はどのように支持を獲得できるのか気になる所です。

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