現在に至るまで様々な仮想通貨が誕生していますが、その中でも匿名性の高い仮想通貨であるモネロ(XMR)が、誕生から5周年を迎えます。周年に合わせ、モネロのコミュニティだけでなく、世界各地の仮想通貨コミュニティからお祝いの言葉が寄せられています。
モネロが5歳になった
仮想通貨の中でも利用者のプライベートを保護し、高い匿名性を保った送金を可能とする仮想通貨モネロは、4月18日に誕生から5年を迎えます。
モネロのコアメンバーの1人であるLuigi氏は以下の様な声明を発表しています。
「モネロには素晴らしく暖かいコミュニティがあります。このコラボレーション、友情、そして私達の継続的な成功は、今週中祝われる事になります。私達と共に、ぜひこのお祭りに参加してください」
モネロは5年前の2014年4月18日に初めて採掘されました。バイトコイン(BCN)のソースコードに基づいており、クリプトノート(Crypto Note)と呼ばれるアルゴリズムを採用しています。
クリプトノートは匿名性を高める技術であり、そのためモネロはプライバシーを重視する事が可能となります。送金時にはトランザクションがデフォルトで隠されているため、ユーザーや企業が重要な商品やサービスを購入する時に使用されます。
また、銀行などの既存の金融機関からの独立性も有していることで、全ての仮想通貨の効果を最大限にアピールできる優位性をもたらす事が可能になるとされています。
犯罪に使われやすい一面も
もう1人のコアメンバーであるBinary Fate氏は今回、次の様に述べています。
「モネロはあなたがデジタル金融取引を利用する際に、プライバシーの管理を可能にします。プライバシーは個人にとって基本的な人権であり、企業にとって必要不可欠なものです」
しかしその一方で、モネロと言えばその匿名性の高さゆえに闇サイトなどの犯罪や、PCを感染させ自動でマイニングさせるマルウェアでの利用が目立っている点が否めません。
このマルウェアは「Crypto-Jacking」と呼ばれ、感染したPCの所有者は同意なしに勝手にモネロをマイニングされてしまい、予期せぬ高額な電気代を請求される事になります。
なお、モネロは今週中にもトロントで5周年を祝うミートアップが開催されます。その中では教育やその他イベントも予定されています。
現在、モネロはコインマーケットキャップの時価総額ランキングで12位と上位にランクインしています。5周年を迎えた今年にはどのような躍進を見せるのか目が離せません。
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