今日の情報が、明日の君をつくる。

仮想通貨詐欺による430億円の資金洗浄を助けた弁護士の資産を差し押さえる方針へ。

多額の仮想通貨出資詐欺で有名なOneCoinの資金洗浄を手伝ったとして、Mark Scott(マーク・スコット)弁護士の資産4億ドル(約424億円)を没収する書類が提出されたことが明らかにしました。

OneCoin詐欺に進展

8月31日、仮想通貨ネズミ講として多額の被害を出したOneCoinの資金洗浄を手伝ったとされるMark Scott(マーク・スコット)弁護士の資産と財産、上限4億ドル(約424億円)を国が没収する判決を求めた書類が担当弁護士によって提出されたことが分かりました。

スコット弁護士は2015年~2018年の間に偽の投資ファンドや文書、オフショア口座を通じて4億ドル分の資金洗浄を手伝ったとされており、報酬として5千万ドル(約53億円)を受け取ったと言われています。

OneCoinは世界中の投資家から高配当を謳い2014年~2016年の間、40億ドル(約4200億円)を不正に調達したもののその後詐欺として起訴されていました。

スコット弁護士はOneCoinが詐欺であることを知らないまま弁護士としての仕事を手伝っただけと主張していたものの、2019年にこれら取り組みに協力したとのことで、銀行詐欺の共謀罪と資金洗浄の共謀罪で有罪となっていました。

最大で懲役50年も

スコット弁護士はOneCoinから得た報酬で高級スポーツカー3台・数十億ドル価値の海辺の別荘・高価な時計や宝石・巨大ヨットを購入するなど豪遊していたことが分かっています。

担当弁護士によって提出された書類が承認されれば、4億ドルが没収されるまでスコット弁護士の資産も米司法省(DOJ)によって差し押さえられることになります。

そのため所有している上記の財産を全て失うだけでなく、すべての銀行口座も差し押さえられる可能性があります。また判決は10月9日に行われ、スコット弁護士は最大50年の懲役刑に科されることも示唆されています。

なおOneCoinの共同創設者コンスタンティン・イグナショフはロサンゼルス空港で逮捕後、罪をすでに認めており、妹のルジャ・イグナトフは2017年に失踪したままとなっています。同じく関わったとして起訴されているデイビット・パイクは現在も裁判が継続されています。

当時はサモア協会やジョージ・ブッシュ元大統領のニール・ブッシュ氏などが資金を受け取るなど関与していたとの報道もあり、話題となっていました。ブッシュ氏は30万ドル(約3200万円)を受け取ったとしてFBIから聴取を受けていたことも分かっています。