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パース造幣局、金のサプライチェーンを管理するブロックチェーン・ソリューションを立ち上げ

オーストラリア最大の金精錬所Perth Mint(パース造幣局)が、金のサプライチェーンを追跡できるソリューションを立ち上げたことを発表しました。ブロックチェーン技術が実装され透明性を高めることができます。

ブロックチェーンで金の流通を管理

大手貴金属・硬貨製造局であるPerth Mint(パース造幣局)は、西オーストラリア州政府が完全所有する公式地金造幣局で1899年に設立されました。

7月29日、パース造幣局はイスラエルのブロックチェーン・テクノロジー企業Security Matters(セキュリティ・マターズ)と提携し、金の鉱山から市場で売られるまでのサプライチェーンを管理するソリューションをローンチしました。

このソリューションはtrueGoldと呼ばれるジョイントベンチャーによって運営され、ブロックチェーン・テクノロジーによって透明性が保証されることになります。

trueGoldの会長には鉱業で30年以上の経験を持つオーストラリア人実業家で、14年間オーストラリア準備銀行(RBA)の取締役を務めたHugh Morgan(ヒュー・モーガン)氏が就任しています。

セキュリティ・マターズは7月29日にオーストラリア証券取引所(ASX)に提出した書類の中で、各パートナーがベンチャー企業の50%を所有し、非公開の投資家から調達した72万ドル(約7580万円)の第三者資本から資金調達を行うとしています。

バーコードで情報にアクセス可能に

モーガン氏はASXに提出した書類の中で、金が鉱山から消費者や投資家に至るまでの道のりを追跡するためにソリューションを使用する企業は「他に類を見ない」として、次のように述べています。

「この技術は金の生産量を追跡できるようにするための破壊的かつ斬新なプロセスです。消費者や投資家に、金がワールドゴールドカウンシルやロンドン地金市場協会によって設定された環境と運用基準を適用するソースと同一のものとして、信頼を保証できるようになります」

今回運用されるブロックチェーンを搭載したソリューションは、隠された化学物質をベースにしたバーコードを使用し、永久かつ取り消し可能な方法で金商品に印をつけ、盗難や詐欺から保護することが可能になります。

ユーザーはセキュリティ・マターズが作成したデバイスを使用してバーコードをスキャンすることで、ブロックチェーン技術によって保護された金商品の情報にアクセスすることができます。

セキュリティ・マターズはこのソリューションの商業化をすでに開始したと述べており、2021年の第1四半期には完全な商業展開を開始する予定だと明らかにしました。