今日の情報が、明日の君をつくる。

カナダの仮想通貨取引所QuadrigaCXのユーザー、警察に創業者の遺体を掘り起こすよう求める

創業者Gerald Cotten(ゲリー・コットン)氏の急死により資産を取り出せなくなったカナダの仮想通貨取引所QuadrigaCXのユーザーを代表する弁護士が、カナダ警察に対しコットン氏の遺体を掘り起こすよう依頼していることが分かりました。ゲリー・コットン氏は、実際に死亡しているのかについて疑問がもたれています。

QuadrigaCXの創業者の遺体は本当に埋まっているのか?

法律事務所Miller Thomson LLPの弁護士はカナダ警察に対し、急死したカナダの仮想通貨取引所QuadrigaCXの創業者であるコットン氏の遺体発掘と検死解剖を要求する旨の書簡を送っています。

QuadrigaCXと言えばコットン氏が2018年12月9日、新婚旅行で訪れたインドで慈善活動を行っている最中にクローン病で急死したことにより、保管されていたユーザーの資産1億9,000万カナダドル(約158億円)分の仮想通貨が取り出せなくなっていました。

この状況は、資産が保管されているコールドウォレットの秘密鍵を知る人物がコットン氏ただ一人であったために起きた事件ですが、書簡ではその死が疑わしい状況であるとしています。

なお遺体が分解される懸念のため、2020年春までに掘り起こすよう要求しています。

コットン氏の死に取り巻く疑問

コットン氏の遺体はカナダに送還されノバスコシア州ハリファックスで葬儀が行われたとしていますが、カナダ当局やFBIなどによるその後の調査により、ユーザーから「資産を持ち逃げしたのではないか?」と言う疑問が指摘されていました。

破産手続きを経て会社を監査することになったEY(アーンスト&ヤング)社によれば、コットン氏がユーザーの資産を不正に悪用し、他取引所に送金後、多額の損失を出した取引履歴が見つかっています。

また、プライベートジェット機の利用や高級車の購入など、妻であるジェニファー・ロバートソン氏と共に不自然な贅沢な暮らしをしていたことも判明しました。

アーンスト&ヤング社は、ロバートソン氏が所有する2,400万ドル(約26億円)の現金と900万ドル(約9億6,000万円)の資産回収に成功しましたが、それでも保管されていたユーザーの資産約158億円にはほど遠いと言える状況です。

なおロバートソン氏は一貫して資産にアクセスできる必要なパスワードはコットン氏しか知らないと主張しており、回復キーの存在も不明だと述べています。

影響を受けているユーザーは約8万人近いと言われており、コットン氏の墓に遺体は眠っているのか、別の遺体なのか今後の捜査の進展にも注目が集まりそうです。