他のプロジェクトが度々トラブルに見舞われその対処に追われている一方で、着実に大手金融機関での採用が進んでいるリップル(XRP)。この記事では、代替性のあるデジタル資産と言った面でリップルがどう優れているのかについて紹介したいと思います。
ビットコイン(BTC)の未確認取引の急増による遅延問題
リップルのユーザーが主張しているように、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などの主要の仮想通貨と比較すると、リップルのネットワークがどれほど優れているかが分かります。
例えば最近の価格の上昇によりビットコインのブロックチェーン上には最大約50,000件もの未確認トランザクションが発生し、なかなか着金がされないといった問題が発生しました。
2017年の仮想通貨バブル時にビットコインが2万ドル(約220万円)にまで上昇したときには、未確認トランザクションが約20万件も詰まった時もあり、着金に数日間を要すると事態となりました。
イーサリアム(ETH)のスケーラビリティ問題
イーサリアムはスケーラビリティによる問題に対処するために2.0へ向けて取り組んでいますが、dAppsなど仮想通貨に関するプロジェクトを開発するチームはイオス(EOS)やトロン(TRON)など競合他社への移行が進んでいる事が見受けられます。
イーサリアムの共同創設者であるジョセフ・ルービン氏は5月11日に、今後18~24ヶ月でネットワークスケーラビリティが改善し1000倍に増加するだろうと主張していますが、過去にも同様のアップグレードは延期を繰り返しておりこの時期が明確なものかは定かではありません。
ビットコインキャッシュ(BCH)のハードフォーク時のバグ
つい先日、ビットコインキャッシュ(BCH)はアップグレードのためにハードフォークを実施しましたが、その直後にバグが起き、発生後、すぐに修正をしましたが空のブロックがmempoolへと流れてしまう事態となっていました。
ステラ(XLM)のネットワークが停止
XRPのライバルと言われるステラ(XLM)は15日、ネットワークが2時間ストップし取引が行われなかった事が判明しています。
これは、バリデータの実行者が気付いたもので、ノードが軒並みダウンし障害が発生した事が理由とされていますが頻繁に利用されていななかったため、発覚が遅れたとされています。
このように、他のプロジェクトでは様々な問題が発生しているものの、リップルには大きな問題が見受けられないといった点は評価に値することでしょう。送金スピードも素早く、金融機関の採用も着実に進みつつあります。
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