ビットコイン(BTC)の値動きが重い中、アルトコインの価格上昇が目立ってきています。特にリップル(XRP)に関しては18日には前日比18%の上昇率を見せ33円台をタッチしています。これには大型カンファレンスSWELLの期待もあると思われますが、リップル社のプロダクト「xRapid」を活用する企業として大手仮想通貨取引所Coinbase(コインベース)の名が挙がっており、提携の可能性が浮上したためと予想されています。
XRPが17%以上の高騰
現在ビットコインの値動きが目立たず市場の盛り上がりが欠けるなかで、17日からしびれを切らしたかのように軒並みアルトコインが上昇し、さながら「アルトコイン・シーズン」到来の様子を見せ始めています。
特に久しぶりの高騰となったのはリップルで、18日には前日比17%以上となる33円台にまで突入しました。しかし12時間足で見たXRP/USDチャートでは0.25~0.283ドルの帯の上半分に突入しており、これは過去2年間の間で最も厳しいサポート領域となっているとも言えます。
価格は55EMA(指数移動平均)を上回ったものの0.265ドル(約28.68円)のエリアへ今後数日間で再テストする可能性もあります。
またインジケーターとドル建て4時間足の組み合わせで見るとすべて順調とは言えないことが分かります。RSIではすでにXRPがわずかに買われすぎ傾向にあり、更なる上昇のためには恐らく一旦下げる必要性も出てきています。
一方、BTC建ての12時間足のチャートで見たRSIはそれほど買われすぎ傾向ではないため、短期の明確な上昇トレンドへ転換する可能性もあると言えます。
価格高騰の背景は?
リップルの価格高騰の背景には、毎年開催される大型カンファレンス「SWELL 2019」が11月7日に控えており価格上昇の期待から買い集めが強い傾向があるためと言えます。今までカンファレンス開催間近・当日になると顕著な上昇が見られていました。
また、リップル社のグローバルマーケティング責任者であるBreanne Madigan氏が13日にパリで開催されたブロックチェーンフォーラムにて、リップルの使用が期待されるプロダクト「xRapid」を活用できる企業として米仮想通貨取引所コインベースを挙げており、提携の噂が出たため価格が上昇した可能性もあります。
現在ビットコインのドミナンスは70%に下がりアルトコインに注目が集まっていると言えます。今回のアルトコインの上昇がどの程度のものになるのか、また最後にビットコインがアルトコインの資金を吸い上げ上昇するのか注目と言えます。
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